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天翔雲流  作者: NOISE
魔王進軍
1377/1794

今度の行き先は……。

「冗談は、これ位にして……。本題は、何ですか?俺の本性の確認は、ついでだったのでしょう?おおよその、見当はつきますが……」

「ほう、おおよその見当がつくの?何だと思うんだい?ジャショウ君」

 イシュタナの奴、楽しんでいるな?

 俺は、ウンザリした顔で、

「今度の行き先は、レーザル聖帝国ですか?ホブゴブリンしか倒せぬ勇者を抱え、四天王の相手は、厳しいでしょう?」

「おお!八割以上正解♪君は、本当に、話が早くって、助かるよ」

「二割は、何ですか……?」

 碌でも無い事だが、聞いておこう。

 イシュタナは、満面の笑顔で、

「私の娘が、ジャショウ君と、会いたいって」

 やっぱり、どうでも良い事だった……。

 今度は俺が、ウンザリした顔で、

「私は、見世物じゃ、ございませんよ?さっさと、エルバートに戻って、冒険をしたいのですが……」

「済まないけど、後生だよ。このままじゃ、レーザル聖帝国が、滅びてしまう」

「玉砕覚悟で、勇者に、戦わせれば良いでしょう?少なくとも、あの神剣は、最強装備ですよ?」

「ねえ、どうやって?ホブゴブリン相手に、死闘を繰り広げる勇者に、どうやって、四天王を、倒させると言うのだい?」

「はぁ……」

 何もかもが、雑で、早すぎたのだ。

 勇者には、青いスライムでも、倒させていろよ。

 そうなると、俺が、戦わなくちゃ、成らないと言う事か……。

 ああ、頭が痛い……。

 この流れからして、俺達は、レーザル聖帝国に、ドナドナされるのは、必至だ。

 俺は、諦めの境地で、

「フィリス三世国王陛下も、それで、よろしいのですね?」

「うむ。既に、三国同盟は、樹立された!諸外国には、宣言してある!ジャショウよ。援軍、頼まれてくれぬか?」

「私は、冒険者です……。それに見合った報酬を、頂けると言うのであれば、別に構いませんが……」

「うむ!為らば、よろしく頼む!」

「はぁ……」

 仕方が無い……。

 もう一働き、するとしようか……。


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