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天翔雲流  作者: NOISE
神々の願い
1340/1794

白銀の牙

「頼む!モグ!お前達の、荷物持ちを、貸してくれ!」

「あ?仲間を貸せだと?」

 今、モグ達に頭を下げているのは、白狼亭の冒険者パーティー、白銀の牙のリーダー、ロズワール。

 何故、俺を借りたがっているんだ?

 モグは、眉間にしわを寄せ、

「ジャショウは、物では無い!ふざけた事をぬかすな!!」

「分かっている……。分かっているが、俺達には、後が無いんだ!」

 どうも最近、白銀の牙は、不調らしい。

 パーティー内では、致命的では無いが、諍いが起こり、険悪なムード。

 解散の危機にあるとか……。

 必死に、頭を下げる、ロズワール。

 そこに、ガイス……。

 ギルド長が現れ、

「モグよ……。悪いが、ロズワールの頼みを、聞いてやってくれねえか?今のままじゃ、白銀の牙は、使い物に成らん!ダメもとで、ジャショウに援護を、やらせてみたい!」

「しかし!」

「分かっている!ジャショウに万が一があっては、大きな損失と成る!例のダンジョンの、十階層を目標とし、軽い冒険しか、認める事はせぬ!」

 例のダンジョンとは、俺が最初に行ったダンジョンか……。

 ロズワールは、何度も何度も、頭を下げる。

 モグは、ため息をつき、

「分かった……。しかし、必ず、ジャショウを返せよ?」

「あ、ああ!勿論だ!!」

 こうして俺は、白銀の牙に、一時加入する事と成った。

 まあ、どうにかなるか……。


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