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天翔雲流  作者: NOISE
神々の願い
1332/1794

「全員無事か!?」

 モグが叫ぶ!

 畜生……。

 ああ言う罠も、この世界には有るのか。

 幸い、全員の無事を確認する。

 しかし、此処は何処だ?

 マガンが、壁を殴り、

「俺とした事が、まんまと、引っかかっちまったぜ!」

「仕方が無いさ。巧妙な、トラップだった。兎に角、脱出するぞ!」

「けど、闇雲に動いたら、危険じゃないかなぁ?」

「それでも、進むしかありません」

 この階層が、何処なのかは、分からないが……。

 俺は、松明に、火をつける。

「ジャショウよ。急に火をつけて、どうしたと言うのだ?」

 モグが、首を傾げる。

 階層は深いが、それ程広い、ダンジョンでは無い。

 松明の炎が、静かに揺らめく。

「モグさん、風の流れです!下層への道か、上層への道か分かりませんが、この風を辿れば、階段に、行きつく筈です!」

「成程!少なくとも、階段まで進めば、何階層か分かる!」

 このダンジョンの特徴……。

 ご丁寧に、何階層か、階段の前に、記されているのだ。

 急な事で、俺も、焦ってしまったが。まあ、俺の中には、イヴが居る……。

 ここは、十八階層……。

 イヴが、気を利かせ、俺の頭の中に、既に、道も、インプットしてくれた。

 上手く、下層までの階段に、誘導すれば良いと言う訳だ。

 モグ達は、気を取り直し、

「へへへ……。次は、失敗しないぜ!」

「ジャショウよ。道案内は、お前に任す!」

「はい!風の流れからして、次の角を左に曲がります!」

 上手く、誘導しなくては……。

 風と、脳内の地図を基に、モグ達を、誘導する。

 程なくして、下層への階段が、前方に現る。

「ラッキーだったな♪ここは、十八階層だった様だ」

「うむ!予定通り、ニ十階層を目指すぞ!」

 さてと……。

 また、荷物持ちに、戻りますか……。


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