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順風満帆
エステール学園……。
二学期の始まりだ。
俺が、教室に入ると、アイカ達が、子犬の様に駆けよって来る。
「ジャショウ様!ジャショウ様!新学期が始まりましたね♪」
「そうだな……。今学期も、頑張ろうか?深き眠りのダンジョンも、今のアイカ達なら、七階層まで、行く事が出来るだろうな」
「「「はい♪」」」
慢心は無い。
この子達の実力は、折り紙付きだ。
後、一年半……。
この子達なら、深き眠りのダンジョンを、攻略する事が出来るだろう。
頼もしい、限りだ。
アイカ達と並んで、席に就く。
今日は、歴史の授業か……。
なるべく、寝ない様に、注意しなくてはな……。
ふぅ……。
学業と、領地運営、何とか、両立できるな……。
ガッツ達の経営も、順調な様だ。
エネス商店街に出来た、新しい店も、上手く馴染んでいる様だ。
ソドムの方も、狩猟を始めた様だ。
フリュクベリ商会を通して、肉や毛皮が、売買されている。
山あり谷あり……。
今年も、色々あったが、全て、上手くまとまったな……。
さてと……。
後、数ヶ月、頑張るとしましょうか……!




