所詮、過去の事……。
エステール学園、夏休み終了……。
結局、アイカ達は、夏休み中、家に、滞在する事と成った。
別に良いのだが……。
ローマを師事し、よく頑張っていた。
俺は、一連の騒動で、頭を痛めていたのだが……。
意気揚々と、件の少年達が、ソドムの建築予定地に、屋敷を建て様としていた時期だ。
結局、材料を買い、人員を集めただけで、頓挫してしまったのだが……。
その時点で、国に、追加予算を求め、ヨセフの怒りを買い、少年達が、スターリーの街から、追い出される事に、成ってしまったんだが……。
折角、一年の、猶予が有ったのに……。
本当、頭が痛いよ……。
一連の事件が終息し、再び、エステール学園が始まる。
正直、学園生活を、謳歌している暇は、無いんだがなぁ……。
アルサ達には、件の少年達の親族が、援助を求めに来ても、追い返す様に言っておいた。
もう、俺に言わせれば、過去の話だ。
付き合っていられない。
学園へと戻り、いよいよ、深き眠りのダンジョンを、攻略する。
アイカ達なら、五階層までなら、大丈夫だろう。
スターリーの、風穴のダンジョンで、装備も整えたしな。
さてと……。
それじゃあ、頑張りますか……。




