表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嫌われ者達の異世界旅  作者: 十六夜
1章 彼女は異世界でも嘘をつく
2/3

2話 ステータス

 前回のあらすじ

 異世界転移した

 状況説明された

 部屋案内された

 

部屋はリビングの3倍くらいの広さで、キングベッドがある。ほかにも、大きな本棚や動きやすそうな服やローブ、剣術の教科書まであった。しかも服以外金色である。お金大丈夫か?


 「失礼します。国王様から話があるそうです。2時間後に大広間にお集まりになってください」

 と、入ってきたメイドが言った。たしか机に地図があったので、それを頼りにしよう。

 あと2時間も時間があるから本でも読もう。


 「あ、それと、この部屋から出ないでくださいね。トイレならそちらにありますので。なにかメイドに用があるなら扉の隣にあるベルを鳴らしてください。では私はこれで」

 と言って部屋から出て行った。さて、本を読もう。・・・あ、大事なこと忘れていた。メモ帳教室に置いてきた・・・紙もらわないと。そう思っていたが、読んでいた『世界の常識 1巻』という本のある一文に目が留まった。

 『紙はとても貴重で、本に使われているのも稀。その代わりに羊皮紙が使われているが、それも結構高値で、紙ほどでもないが貴重』

 悲しい現実でした。しゃべりたくないんだけど・・・いや、魔法でやれるかも!この世界魔法あるらしいし。いや、魔力とか毎回減っていくのはいやだな。どうしよう・・・・・

 よし、しゃべろう。必要最低限だけど。たぶん魔法の詠唱とかで声出すからね。覚悟は早いうちに決めておこう。



 考えているうちに、2時間たった。大広間に向かおう。


 大広間に向かうと、もうほかの人が集まっていた。


 「それでは紹介しよう。この一番豪華な鎧を着ているのが王国騎士団団長ダンク、そこの美人な金ローブが王国魔術団団長のエルカだ」

 そう王様が言うと、二人は軽くお辞儀をした。

 「さて、まずおぬしら、『ステータスオープン』と唱えてみろ。そうしたらステータスが見れる。ちなみに、平均はこんな感じじゃ」

 そういって、なにやらステータスを見せてきた。


 

――――――

 名前 ジェームス

 種族 人族

 職業 農民

 Lv 1

 状態 良好 


 体力 100

 魔力量 10

 攻撃力 10

 守備力 10

 魔力  10

 知力  10

 敏捷  10

 幸運  10

 

 スキル

 農作Lv1

 ――――――


 「まあこんな感じかの。スキルの詳細は文に触れればわかる。次はおぬしらの番じゃ。ステータスはほかの人には見えないから、後で魔道具で見るからの」


なるべく小声で・・・


 「『ステータスオープン』」


 ――――――

 名前 コクア カンナヅキ

 種族 人族

 職業 殺戮者

 Lv 1

 状態 呪い

 

 体力  14000

 魔力量 15000

 攻撃力 1300

 守備力 1200

 魔力  1700

 知力  1600

 敏捷  1400

 幸運  1500

 

 固有スキル

 嘘つき 真偽の魔眼

 言語理解

 特殊スキル

 演技Lv6 全魔法Lv5

 無詠唱Lv8 偽装Lv7

 スキル

 短剣術Lv9

 

 称号

 異世界人 勇者

 嫌われ者

 

 加護

 創造神の加護

 破壊神の加護

 ――――――


 って、状態 呪いって何!?呪いかけられた覚えないんですけど!?


 ――――――

 呪い


 今のところ解呪方法がわからない呪い。相手に見られている時に無表情になり、感情が薄くなる。お互いに心から信用し、絶対に裏切らない相手の前のみ一時的に呪いを解くことが出来る。

 ――――――


 この呪い、嫌がらせにしかならないよね。日本にいたときとほぼ同じだし、あんまり気にしないほうがいいか。

 気を取り直して、スキルの方を見ていこう。


 ――――――

 嘘つき

 

 相手に嘘をついたり、自己暗示することができ、嘘を信じこませることができる。隠蔽や偽装をLv MAXまで強化でき、嘘がわかるようになる。

 ――――――

 真偽の魔眼


 嘘や真実を見破ることができる。

 ――――――

 言語理解


 あらゆる言葉、文字がわかるようになる。

 ――――――

 演技


 演技することができる。どれだけ信じさせることが出来るかはレベルによる。

 ――――――

 全魔法


 あらゆる魔法を扱うことができる。威力はレベルによる。

 ――――――

 無詠唱


 魔法を無詠唱で発動できる。どれだけ無詠唱で出来るかはレベルによる。

 ――――――

 偽装


 ステータスを偽装することができる。どれだけ偽装出来るかはレベルによる。

 ――――――

 短剣術


 短剣を使うのが上手くなる。どれだけ上手く使えるかはレベルによる。

 ――――――


 まあこんな感じか。魔法がメインで敵が近かったら短剣っていうスタイルになりそう。


 後は称号か。


 ――――――

 異世界人


 異世界から来たものに贈られる称号。召喚された国の言葉がわかるようになる。

 ――――――

 勇者


 勇者に選ばれた者に贈られる称号。固有スキルが一つ贈られる。

 ――――――

 嫌われ者


 多数の人に嫌われた人に贈られる称号。

 ――――――


 異世界人と勇者は全員持っているだろう。後の嫌われ者は美少女の妹やイケメン君がいつも私に話しかけてくるから、嫉妬とか恨まれていたりしていたからだろう。


 「さて、そろそろステータスを確認できたじゃろ。ステータスを見ることが出来る魔道具を持ってきた。順に触れてくれ」


 そう言われて、皆順に日本人らしくきれいに一列に並ぶ。これには王様も驚いていた。


 私は最後のほうで、大体の人のステータスを見ることが出来た。そこで、皆のステータスを見たが・・・


 みんな、私のステータスより結構低かった。


 次回!

    『異世界初の嘘』

            お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ