少女
「おーい!ついに魔王様が花嫁をお迎えになるらしいぞー!」
「そうそう!しかもかなり小さい普通の人間の女みたいだぞ!」
魔王様が少女を花嫁に迎え入れるという話は
あっという間に魔界中に広まりました。
魔王様と言えば魔物のなかの魔物であり、
この魔界を作った人物です。
そんな魔王様が普通の人間を花嫁として迎え入れるだなんて誰も思ってはいなかったのです。
そして一番騒いだのはお城の人々でした。
「何故あのような普通の人間を花嫁に!?」
「貴方様のような方には強い魔界の女子を!」
口々にふさわしくないと言う城のものたちに
言う魔界様の言葉は変わりません。
「彼女以上の女性なんてこの世にありません。」
そして少女に魔王様は言います。
「貴女は私に光をくれた。笑顔をくれた。
優しさをくれた。
…私は貴女しか愛せない。」
魔王様は少女を心から愛していました。
少女もまた魔王様を心から愛していました。
しかし…周りのものは魔王様の花嫁になろうとしている少女を認めきれずにいたのです。
城の大臣達は毎日のように少女を説得しました。
「あの方とお主は本当にふさわしいのだろうか? あの方の幸せのため、手を引いてくれないか。」
少女は本当に魔王様を愛していました。
愛する人の幸せのためと少女は1人城をでます。
愛する人の幸せのためにと…