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猫!?  作者: 奈月ねこ
8/14

襲撃

 虎は昼間は寝ていることが多いが、夜になると、縄張りの確認に行く。今日もいつも通り虎は縄張りの確認に出掛けていった。

 茜はすることもなく、ただ寝ているだけだった。そんなとき、外で音がした。


「虎?」


 虎だと思って茜が声を出すと、別の声が返ってきた。


「よう、べっぴんさん。俺と一緒に来てもらおうか」


 何?猫さらい?


「い、嫌よ」


 茜は虚勢を張ってみた。しかしその男たちは事も無げに言った。


「虎の人質になってもらうぜ」


 その言葉とともに数匹の猫が入ってきた。


「嫌!」

「可愛いねえ」

「虎の手つきじゃなかったらなあ」

「嫌だってば!」


 茜は精一杯反抗したが、多勢に無勢。無理やり外に引っ張り出された。とその時、虎が帰ってきた。


「てめえら、何してやがる!」

「虎!助けて!」


 そこからは虎と男たちの戦いになった。虎一匹に対して、相手は三匹。分が悪いと思ったが、虎は強かった。三匹に囲まれても臆することなく噛みついていった。


「ギャン」

「虎!覚えてろよ!」

「二度と来るんじゃねえ!」


 茜は震えていた。そんな茜に虎はいたわるように声をかけた。


「大丈夫か?一人にしてすまねえな」

「……ううん、虎が悪いわけじゃないもの。あれが敵対してる猫?」

「まあな。どこからか情報が漏れたらしいな。ああいう時は反撃しないと駄目だぞ」

「反撃って?」

「猫パンチに決まってるだろ」

「……どうやるの?」

「仕方ねえなあ。明日は特訓だ!」


 何の!?

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