第9章
風月時計入口
赤羽根!!
私は問いつめる!
彩さんが出られないとはどういう事だ!?
「言葉通りですよ。頑丈な細工をしたので一人では無理かと。あの双子はもう終わりですよ。《またあなたと関わった人が》、、」
だまれ!!
私は躊躇せず撃った。
「痛いなぁー。防弾チョッキがなければ死んでる所ですよ。」
お前はもう逃げられない!
「それは、どうでしょうか?私は何もしていない。そもそも風見さんという女性を殺したのは私ではありませんよ?」
ほら、後ろを見てくださいよ。
恐る恐る後ろをみる。
どうも、高田です。
あー!一ノ瀬さん!
「彩さん!?紀美子さん!?」
!!!?
何であいつらが、、、。
まー良い!それならこうするだけだ。
「一ノ瀬さん!」
赤羽根は話し出す。
「タイミング良く来るもんですねー。よりによって壁にかかれていた《たか》に一番繋がりがある高田さん」
高田はキョトンとしている。
「なんですか?あなたは?」
「私は皆さんが行った場所を追いかけてきただけです。それに壁にかかれていた?なんのことですか?」
高田さん、彩さん、紀美子さん、話があります。
一ノ瀬は皆に簡単に説明した。
風見さんの事、目の前にいる赤羽根という人物の事、私自身の事も。
一ノ瀬 裕貴
凶悪な難事件を数々解決
警察と同等の権限を持つ
頭脳明晰団体の1人。
続く。