第4章
一方、港では。
あらら、お二人で戻られてしまいましたね。
そのうち戻ってくるでしょう。
んじゃ次の点呼に行きます。
えー羽間 慶次郎さん!
「おう?」
どっしりとした体格で右手に包帯をしている
「なんなんだ!?あいつらは?
まー早いとこ宿に案内してくれや!」
「そこで煙草吸ってるからまた声かけてくれよ!」
あ、はい!点呼が終わり次第またお呼びします
では、つぎの方、
矢羽 瑠花さん!
「はい。よろしくお願いいたします」
おとなしい、、、。
次の方!
風見 美空さん!
「はい!よろしく!みんな」
元気いっぱいの子だ!
さて、後は船に戻ったあの人達だけか、
少し待とう。
15分後
おや、来たみたいですね。
「すみません、遅れてしまって」
この女性の連れがいなくなってしまいまして、、。
「いなくなった?それは一大事じゃないですか!!」
「あー大丈夫大丈夫!あの子ならそのうちひょっこり出てくるから宿にいきましょ!
ね!」
「はー。大丈夫かな
あまりにも来ないようなら探しますからね!」
「では、皆さん!宿にいきましょう!」
海を横目に広い道を20分程歩くと、大きい建物が見えてきた。
「はい!お疲れさまでした」
「ここが今日宿泊する風月苑です」
「皆様に部屋番号が記載している鍵をお渡しするので、荷物等置きましたら、1F大広間までお越し下さい。」
ツアー客は鍵を貰った。
「では、皆さん、各自お部屋へ」
皆、足早に部屋に行った。
「おい!私のはないのか!」
見るからに怪しい人が尋ねてきた。
「あのーどちら様で?」
「お宅のツアーに申し込んだんだよ俺は!」
「早くそれよこせ!」
「いや、あのお名前聞かないと渡せません!」
「あーん!?あんた高田だろ?」
「あんたの名前わかればいいだろ!?」
無理やり鍵を奪って部屋に行ってしまった。
あー。一人いないは、鍵は持ってかれるはこの先不安だなー。
風月苑2F 204
「ふう。なんとか潜り込めたな」
「さてと、探すか、、、」
テーブルには地図、手錠、ロープ
そして、拳銃。
---室
早く、ここから出ないと!誰かにこの事を言わないと!!
あの人はおかしい!
続く!