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風月の殺人  作者: Nunu
11/11

終章

あはははは!



赤羽根は笑う。そして話す。

「滑稽ですね。高田さん!ウソの情報に騙され、人まで殺めてしまうなんて。」

「これだから犯罪提供をやめられない。」

「もっと人が壊れる姿を!次の舞台を考えなくては。」


待て!

一ノ瀬は大声を出し再度、拳銃を構える。

「今まで何度もお前追いつめ逮捕、牢獄にいれたが、すぐ脱出の繰り返し。」

「犠牲者が増えるばかりだ。もうお前を刑務所になんか入れない。ここでケリをつけさせてもらう。」


赤羽根は答える

「またハッタリですか?どうせあなたは撃てやしない。」

「ホラ!ここです!ここを狙いなさい。」


バン!!!!


一ノ瀬は赤羽根を躊躇なく撃った。


「・・・まさか、・・本当に・・撃つとは・・変わりまし・た・・ね。」

「まだ、終わらない・」



バン!!!!

「一ノ瀬甘い!!」


赤羽根は倒れた。


一同は後ろを向く。

高田が驚く!!

「あなた!勝手に鍵をもってた人!!」


一ノ瀬はもっと驚いてる。

「局長!!なぜあなたがここに!?」


「お前を監視だ!またムチャをしないかってな」

「これで終わりだ!よくやった!一ノ瀬。」



18:00

風月苑大広間


一ノ瀬は他のツアー客に今回の騒動の事を簡潔に話した。


悲しむ人、お宝がないと悔しがる人、騙され、イライラする人。様々だ。


一ノ瀬は続ける。

《人は喜怒哀楽のコントロールが上手くない生き物です。困ったことがあれば相談してください。皆様に名刺をお渡ししときます》


《今日はゆっくり休んでください。明日帰港します。では解散。》


皆は各々の部屋に戻った。



ーーーーーーーー






んー。んー。んー。

はっ!!

ここは?暗い。開かない。

それより誰がこんな事を?

ここは冷静に行こう。


ゴー!!

ガタン!!


ん?何かが動く音?



コツコツ。

誰か来る!?


小さな格子が開けられた。


「どうも、一ノ瀬さん。」

「お目覚めですね。」


一ノ瀬は考える。

30~40代。足音からして細身で長身。

このまま情報を探らなければ。


「お前は誰だ!?そしてここは何処だ!?」


謎の男は答える。

「船の中ですよ。もう出港してます。」

「あーツアー客のことなら心配ご無用。あなたに変装し皆さん帰宅させてます。」


「私は、あなたとお話したい。赤羽根をなぜ死なせたのかを」


私は答える

「お前が誰が知らないが、名前を知ってる以上、あいつが何をしてきたか知ってるのでは?」

「犯罪者は許さない。それがスペランツァの掟だ!!」


、、、。

「スペランツァですか、《希望》なんて言葉うんざりですよ。まぁそれも一興ですかね。

次の舞台でじっくり。それまでごゆっくりお休み下さい。」


シュー。


部屋の中に煙が入ってくる。

おそらく睡眠ガスだろう。


「わた、、し、は負けない、、、。電波が繋がれば良いが、、、。」

「私は時計のスイッチを押し、、。」



謎の男が鉄格子を閉める音と共に意識が薄れていった。




《風月島の殺人》







ピピッ!

局長!!

一ノ瀬から発信が来ました!!


「やっとか!場所はどこだ?」



それが、、、



「何だ!早く言え!」




中国です!!!



「なっ!!?」



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