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だれか、お願い

作者: 秋葉竹



じっとしている

髪を撫でられているとき

じっとしている

髪を撫でてあげている

ときの君の肩


消えてしまうと立ってられないのは

からだ中の関節

一番悲しく怖いのは

からだ中の感性が消えて無くなること


目にみえるものだけが

『在る』って

ホントみたいな血の色の嘘


『だれか、お願い』

みたいな呼びかけは

もう

しないんだ


『神さま、どうか………』

みたいな敬虔な祈りのあとのお希いも

もう

しないんだ


だれかに

なにかを

ちゃんと

伝えられるという長いトンネルみたいな

出口のなさげな勘違いに

いやっていうほど

傷つけられて来たからね



抱きしめあったよく朝

泣いてる顔をみたこともあったよ



あたたかな想いがその涙に冷やされて

突き刺さった氷の柱がけっきょくいまも

ほんのすこしも溶けもせず

これっぽっちも大きさを変えずに

突き刺さったままだという透明な傷口


約束なんて破られるから美しいって

ちょい哲学みたいな歌詞が

いまも頭から離れなくて

なにもないのに生真面目に

言葉の裏の意味を考えたりしてしまうんだ

なにも無いのに ね


忘れられない約束なんて

どこかに在るのかなぁって

蒼空みあげて流れる雲のゆくえを追うよ



そう

君の空みあげてる顔って

スキだらけで

まるでバカみたいに

可愛いからね、



ねぇ?

髪を撫でてあげるから さぁ

やさしいその手で

髪を

撫でて よ?



ほら、

ね?

それでも

わかっていても

それでも

ね?


『だれか、お願い』

みたいな呼びかけ

やっぱ

なにかに負けて か、

するんだ ね?







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