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オリキャラのキャキャキャ1  作者: 御餅屋ハコ
オリキャラのキャキャキャ1 第五章
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40/50

第五章 10 さわやかな朝


10


 朝、ユージナはすっきりした気分で目覚めた。トイレに行って身支度を始めると、リユル、ヴァルルシャも起きだした。

「おはよう」

「おはよう」

「おはようございます」

 そう挨拶を交わして、支度を整える。

「じゃあ、朝ご飯に行きましょうか」

 ヴァルルシャが言い、ユージナとリユルもうなずいて、三人で下に降りていく。宿屋の玄関には、ルーリーン、フィルラ、ユージーンが旅支度をして立っていた。

「あ、みなさん、おはようございます。私たち、これから次の町に向かうところです。短い間でしたけど、楽しかったです!」

 ルーリーンが振り返ってそう言った。

「……こちらこそ、ありがとうございました。道中、気をつけてくださいね」

 ヴァルルシャは、そう答えた。

「はい。またどこかで会ったらよろしくお願いします!」

 ルーリーンは、にっこりと微笑む。そんな彼女に、ユージナは言った。

「元気でね」

「はい、みなさんもお気をつけて!」

 ルーリーンはそう言って、宿屋の出口に向かう。扉のところで足をひっかけて転びそうになり、ユージーンが肩をつかんで支える。

「ほら、気をつけて」

 そう言うフィルラに「ごめんごめん」と言いながら、ルーリーンは、フィルラとユージーンと共に旅立っていった。

「……行っちゃったね」

 リユルが、ユージナとヴァルルシャに向けて言った。

「ええ。でも、いい仲間に囲まれて、幸せそうでした。今の彼女が、今の人生で幸せに生きていってくれるなら、私はそれで充分です。

 私も今、リユルさんとユージナさんといういい仲間に囲まれていますから」

 それは、森で初めて彼女のことを説明した時とは違って、心からの言葉のように、ユージナには思えた。

 それから、三人で朝食を食べに行き、昼の弁当を買った。

 ヴァルルシャが近くにいない隙を見計らって、リユルがユージナに話しかけた。

「……で、今の気分はどうよ?」

 ユージナは少し考えて、答えた。

「すっきりしとるよ。

 昨日リユルが言っとったように、うちが『ルゥリィン』にシンクロしとって、ルーリーンがそばにおらんくなったから、そのシンクロが消えたのかもしれん。

 それとも、ただ単に、昨日リユルと話して、気持ちが落ち着いたのかもしれん。

 ヴァルルシャも、今のルーリーンがいい仲間に囲まれとるのを見て吹っ切れたみたいだし。それを見て、うちの動揺が収まったのかもしれん。

 その全部かもしれんし、全然違うのかもしれん。でも、今まで通り、三人で魔王退治を目指したいなって気持ちは変わらんよ。いや、強くなっとるかも」

「そっか。じゃああいも余計なこと言わないで、今まで通りにするわ。

 でも彼女、『またどこかで会ったらよろしく』って言ってたじゃない。そん時また変な気持ちになったらどうするの?」

 ユージナは苦笑いを浮かべた。

「それは……そん時でしょ。今考えたってしょうがないことは、今考えたってしょうがないよ」

 二人でクスクス笑っていると、ヴァルルシャが弁当の会計を終えて戻ってきた。

「楽しそうですね。何かあったんですか?」

 そう尋ねるヴァルルシャに、ユージナは答えた。

「うちらのこれからの旅が楽しみだなあって、言っとったとこ」

 リユルも続けた。

「そうそう。次はどんなことが起こるんだろうね」

 そう言われ、ヴァルルシャも笑顔でうなずいた。

「そうですね。では今日も、魔物退治に行きましょうか」

 ユージナ、リユル、ヴァルルシャは、川に沿って北に行き、その日も森で魔物退治をした。


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