奥さんは鬼嫁ですが… 鬼かもしれません!
僕の名前は田中 一
34歳サラリーマンのヒラ社員アパート暮らし、 容姿は中の中、身長も低めの163センチ、趣味は無しの冴えない男である。
だが唯一の自慢は妻の椿姫が…超可愛いという事、しかも12歳年下の22歳、僕に似なくて良かった…可愛い子供・智輝2才を授かった、こんな僕は幸せだと思います…ひとつだけを除けば
カーテンの隙間から朝日が差し込み僕は目を覚ました、隣りのキッチンからは軽快な包丁のと、味噌汁の良い匂いが漂ってくる、
僕は布団から出てキッチンに向かう。
「椿姫おはよう」
僕は妻に向かって声を掛ける
「はじめちゃん、おはよう、ご飯早く食べないと遅刻しちゃうよ?」
椿姫が僕に向かって笑いかける、やっぱり妻は今日も可愛い、僕は照れながら椅子に座る。
「そうだね、急いで食べるよ」
彩姫がご飯を盛ろうとした時、智輝が起き泣き声が聞こえた。
「あっ、智輝起きちゃったか、自分でご飯とか盛って食べてくれる?お弁当はここに置いとくね」
妻は隣の部屋に向かう
「わかった、いつもありがとう」
僕は自分でご飯と味噌汁を盛り朝ご飯を食べる。
「いただきます」
僕は味噌汁を飲む…美味過ぎる!そう妻は料理上手なのです
僕は味わいなからも早々に食べ終わり、スーツに着替え 部屋にいる妻と泣き止んだ智輝に行ってきますと伝えようと部屋にいく時にある事を思いだし…足が震えた。
「彩姫、智輝じゃ行ってきます…あっ彩姫さん言ってなかんたんですが…今日その…あの…実は…係長と…取引先との接待が夜ありまして…帰りが遅くなるかもしれません…」
部屋に重い沈黙が流れる…
「…私聞いてないよ?」
嫁が立ち上がり私に近づいてくる…そして…妻は
私の胸ぐらをつかみ上げる!
「私と約束してたよね!?前日にはそういうの言うって!もしかして浮気ですか!?浮気してるんですか!?アンタちょっとスマホ貸しなさい!」
「ごめんなさい椿姫さん!昨日は忙しくてさっきまで忘れてました、気何てしていません!信じて下さい」
妻は僕のスマホを確認し無言で僕に返し、胸ぐらをつかむのをやめた
「10時過ぎたら…わかるよね?」
笑顔だが目の奥がわらっていない
「はい……10時までには帰ります」
僕の門限は夕方5時から10時
「はい♪よろしい」
「では…行ってきます」
「はじめちゃん…ゴミを出すの忘れないでね♪」
ゴミ当番は僕の仕事です
「ハイ!もちろん出して行きます、それじゃ行ってきます」
「気をつけて行ってらっしゃい、ほら智輝もパパにいってらっしゃいして」
「パーパーばぃばぃ」
智輝が僕に可愛い笑顔で手を振る
そして僕はアパートを出る
ひとつだけを除けばの意味ですが……
そうです妻は鬼嫁なんです!!
僕は電車に揺られ会社に到着し、自分の部所に着いた
「あっ、田中先輩おはようございまーす」
挨拶をしてきたのは後輩の久遠 尚史君26歳
「久遠君おはよう、今日も朝から元気だね」
「そうですか?昨日の合コンが上手くいったからですかね?♪」
久遠君は高身長で爽やかイケメンで性格もいい、僕と真逆の存在だ…
「羨ましいねぇ、モテモテで…」
「イヤイヤ、先輩の奥さんの方が羨ましいですよ?あんな可愛くていい奥さんいないですって」
僕は少し嬉しくなりながら
「どうかな?色々と大変だからね…」
「大変??あぁ!可愛くて心配になるって事ですね」
鬼嫁だからなんだが…
「まぁ…心配になるよ…本当に」
「それでも羨ましいですって」
そんな話を二人でしていると
「おはようございます、二人してなんの話をしているんですか?あっお茶です」
お茶を持ってきてくれた、この子は一ノ宮 桜さん23歳、椿姫には負けるが、七瀬さんもかなりの可愛さである
「桜ちゃんありがとう、先輩の奥さんが可愛くて話しをかな」
「お茶ありがとう、そんな事ないって本当」
僕は謙遜しながらも心は喜んでいた
「本当に田中さんの奥さん可愛いですよ、女から見ても可愛いんですから」
そんな話をしていると七瀬さんが
「あれ?田中さんワイシャツの上のホタン取れてますよ?」
僕は一瞬で笑顔がなくなり…朝の事を思いだし少し震えた
「まいったな…今日接待なのにこれじゃ取引先に失礼になってしまう」
「先輩それなら、お昼休みに買いに行けばいいじゃないですか?」
久遠君がそういうが…僕の財布の中には500円しか入っていなかった
僕はとっさに嘘をついた…
「お昼は…資料を作らないといけなくて行けないくて…まいったな…」
「それなら俺がやりますから先輩行ってきて下さいよ♪」
久遠君!君はいい人だが今は悪い人になってくれー…
「あの良かったら…?私裁縫セットあるんで良かったらボタン付けましょうか?」
七瀬さん今君の背中に羽根が見えたよ
「いいの?」
「はい♪私で良ければそれくらい、じゃお昼休みにしますね、田中さんが資料を作ってる間に」
「そ…そうだね、ありがとう」
その時仕事が始まるチャイムが鳴り僕らは自分達の仕事に取り掛かかろうとした
「じゃお昼に塗っちゃいますね♪」
「先輩俺は外回りに行ってきまーす」
そして、お昼になり一ノ宮さんにボタンをしっかり付けてもらい、終業の時間になり係長と接待先のお店に向かう
「田中君今日は大切な日だから頼むぞ?」
「はい!全力で頑張ります」
気合いを心に込めた時にスマホの音が鳴り見てみると
「アナタ今日は朝ごめんね…接待頑張って」
と言うメッセージと椿姫と智輝の写メが添付してあった、可愛い過ぎるよ椿姫 智輝!
テンションが瞬く間に上がるのがわかった!
「僕こそ朝はごめん、本当に二人共可愛いよ」
と返信をした。1分も経たない内に返信が
「嬉しい♪本当に本当に本当に早く帰って来てね、じゃないと…www!大好きはじめちゃん」
…これが飴と鞭と言うのだろうか…上半身は熱く!下半身は冷たいのを感じた…
「はい!必ず時間までに帰宅致します」
と返信をしていると内に、接待のお店に到着した。
お店に着き10分程待つと取引先の方が到着し、取引先の方と酒を飲み、一件目と二件目までは覚えているがその後の記憶がなく…気が着くとアパートの部屋のドア前にいた、時計を見ると10時1分…少しだが酔いも冷める
ヤバイ…1分だが過ぎてしまっている!!
妻の1分は一時間にも匹敵する…僕の頭に死と言う文字が頭を過る…だか迷っていても刻々と時間は過ぎていくだけて…状況が悪化する事を恐れ…僕は覚悟を決め…ドアを開け、玄関に入るなり…すぐに土下座をした!
「椿姫さん本当にすいません!命だけは命だけは…何でもするので許してくださ…」
だが玄関に椿姫の姿はなかった
いつもなら仁王立ちで待っているはずなのだが?
「もしかして今日は寝てるのか?」
僕は胸を撫でおろした
僕は静かに部屋に向かいそっとドアを開けた、するとそこには、月明かりに照らされテーブルにもたれ眠る椿姫の姿があった
僕を待ってて寝ちゃったのかな?
それよりもこんな格好で寝たら風邪引いちゃうし布団に運ばないと、しかも智輝のオモチャの鬼の角までつけて、僕はまず角のオモチャを取ろうと角を掴んで取ろうとしたが…
「あれ?この角のオモチャ取れないぞ?」
おかしい?どうやって付いてるんだ?しかもその角は妖しく光を放っています!
そうして何度も軽く引っ張っていると突然…
「ううん…くすぐったいからやめてよ…」
一瞬驚いたが寝言のようだ
それにしてもこのオモチャの角は一体…
もしかして本当の角!?
ははは、まさかありえない、角が生えてる…鬼じゃあるまいし…角なんて…ましてや妻が鬼だなんて…
僕はこれで最後と思いおもいきり角を掴み引っ張った瞬間!
「痛いからやめて!!」
と椿姫が起き上がった
僕は椿姫と目が合い一言
「ただいま椿姫さん…」
少しの間椿姫は黙っていたが…
「私の角を引っ張ったのは…はじめちゃん?…」
「はい!寝るのに邪魔かと思いまして…!」
椿姫は少し黙り
「そっか…」
椿姫は寝ぼけていたのか…また寝てしまいました。
僕は起こすのも怖いので…明日聞こうと自分も寝る事に、しかし…
この夜から椿姫が本当に鬼じゃないのか!?と思う日々が始まった。
【今回の椿姫メーター!!鬼嫁率100%・鬼率??%】