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隠れチート、見つけました  作者: トニーひろし
第1章 異世界転移編
3/33

第3話贅沢な悩みに頭を抱えました。

明日の12時から1時の間に第4話掲載予定です。

ブクマが思ったよりも増えててびっくりしました。ありがとうございます。






 俺は【雷魔法】を『選択項目』から消して、【物体会話】を習得した。

 ――こいつの事はこいつ自身が一番よく分かってる筈だしな。

 実は俺は隠しスキルは十中八九あると思っていた。ミカエルの言い回しが少しおかしく感じたからだ。ミカエルが恩恵の付与の開始時に言った『最高のスキルを探してくださいね』という言葉や、『スキルはポイント制なのに3ページとも1ポイントのスキルしかなかった事』が引っかかったのだ。前者は『探して』ではなく『選んで』とか『取って』が妥当だろうし、後者は『ポイント制』にせずに『○個まで習得可能』とかの方が分かりやすいからだ。

 ――隠しスキルなんて定番だしなー。

 取り敢えずこのスキルでタブレットっぽい物に話かけて見るか。


(聞こえてますかー?)

(うん、聞こえるよー)


 ――おおっ、すごい。

 5歳くらいの少年の様な声が聞こえてきた。


(すみません。隠しスキルとかあるか教えて欲しいんですけどありますか?)

(うん、あるよー!)

(隠しスキルの見つけ方教えて欲しいんですけどいいですか!)

(うん、いいよー!)


 ――うむ、中々いい子ではないか。

 案外すんなり教えてくれるので内心少し驚いた。


(ありがとう)

(どういたしまして。スキルをタップかダブルタップしたらその周りの部分の色が薄い青くなるのが分かる?)

(ああ、もうそれで何個かは色が変わっていますよ)


 パソコンとかでよく見るやつだ。


(それをね、全部薄い青色にしたら2ポイント消費する結構強力なスキルが出てくるよ~)

(因みにそのスキルも全部タップしたら?)

(3ポイント消費するバケモノスキルが出てくるよ~。まあ、それ以上はないけどね)

(じゃあ、それを全部タップしても意味ないねー)

(そうだね~)

(とても助かりました。流石は『恩恵』を付与する機械ですねー)

(あははっ、上手い事言うね~)


 そしてその言葉を最後に会話をやめた。

 もう少し話したかったが、今は少しでも時間が欲しい。

 俺は急いで全てのスキルをタップする。

 『恩恵』付与装置がいい奴だった事と連続でタップしてもフリーズしなかった事が幸いして思ったより早く『2ポイント消費する結構強力なスキル』のページが新たに追加されていた。



***



《伝説級スキル》

残り6ポイント


●ここに表示されているスキルは全て2ポイントです。


【聖剣術】【聖槍術】【聖弓術】

【方向魔法】【空間魔法】【時魔法】【七属性魔法】【召喚魔法・超】【蘇生魔法】

【英雄の一撃】【無効化】【神々の寵愛】【無限成長】【複製】【天災】【命令】【傲慢】【憤怒】【強欲】【嫉妬】【怠惰】【暴食】【色欲】【神格】

【獲得経験値200倍】【必要経験値200分の1】【ステータス強化・超】

【勇者】【大賢者】



***



 ――やばそうなスキル名がいっぱいやー。

 動揺し過ぎて何故か心の声が関西になった事は気にしない。

 俺は気になったスキルの効果を確認する。



***



【方向魔法】

ありとあらゆる方向を触れた時に決定出来る魔法。攻撃を受けたくない人にオススメ。


【英雄の一撃】

HPが10パーセントを下回った後に発動出来るスキル。絶大な一撃を放つ事ができる。


【神々の寵愛】

『運』のステータスがカンストし、測定不能となる。また、全てのステータスが10パーセント程上昇する。何やっても上手く行くかも。



***



 ――ヤバすぎだろう!

 2ポイント必要だが、圧倒的なスキルのオンパレードだ。

 スキル効果をもっと見たいが生憎時間がない。もうすぐ残り10分だ。

 俺はすぐに全てのスキルをタップする。

 すると更に新たなページがまた追加されていた。



***



《神級スキル》

残り6ポイント


●ここに表示されているスキルは全て3ポイントです。


【神炎魔法】【神雷魔法】【創造魔法】【破壊魔法】【生命魔法】【運命魔法】

【神々の肉体】【悪食】【絶対支配】【神眼】

【眷属創造】



***



 「うん、もう名前から凄いわ」


 チートの匂いがプンプンするぜ!

 それにしてもランクが上のスキルになっていくに連れて種類も少なくなるんだな。

 取り敢えず気になった効果を確認しよう。



***



【神炎魔法】

神が使う事の出来る聖なる黄金の炎。味方と認識した場合癒し、燃やしたいと思ったものは確実に燃やし尽くす。炎や概念系の能力すらも燃やし、消し去る事が出来る。


【神雷魔法】

神が使う事の出来る聖なる白銀の雷。攻撃速度は光の速さに等しいと言われ、貫きたいと思ったものは確実に貫く。雷や概念系の能力すらも貫き、消し去る事が出来る。


【創造魔法】

非生命体を創る事ができる。神の使う魔法の1つである。スキルを創造する場合、神級や伝説級のような超強力なスキルは創り出す事ができない。


【悪食】

どんなものでも食べる事が出来る神のスキル。そして食べたものによって強くなる事が出来る。だが例外として、神級スキルの攻撃は食べる事が出来ない。


【絶対支配】

どんなものでも支配出来る神のスキル。しかし、神級スキルを持つものは支配出来ない。


【眷属創造】

使用者に従う5体の眷属創る事が出来る神のスキル。大体平均して幻帝獣クラスの魔物が創造される。眷属の経験値の一部は使用者に入ってくる。使用者の意思を反映した眷属が創造される事もある。1週間に一度しか使えない。使用MPは0である。



***



 ――選びきれねぇー! 何だよこれ! 全部欲しい。

 けど時間がもうない。

 最強のスキルを【物体会話】で聞くのはナンセンスだ。


 「これは俺の冒険だ。これくらい決められなくてどうするよ!」


 つい興奮して叫んでしまった。我ながら独り言多いな。

 取り敢えず俺は効果を見たときから取ると決めていた【スキル隠蔽】を習得する。これは隠しスキルを習得する者にとっては必須だろう。

 スキルがバレたら色々と面倒事にまきこまれそうだからだ。

 スキルポイントが残り5ポイントに変化する。

 見た感じ最強のスキルは【神炎魔法】だが俺が欲しいと直感で思ったのは⋯⋯【眷属創造】何だよなー。


「うがー! どっちも欲しいー!」


 直感を信じるべきかそれとも無難に最強を目指すのか俺は悩んでいた。




















明日の12時から1時の間に第4話掲載予定です。

ブクマが思ったよりも増えててびっくりしました。ありがとうございます。

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