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隠れチート、見つけました  作者: トニーひろし
第2章 商いの町ホノル編
25/33

第25話初めて依頼を受けました。

次回は明後日の12時過ぎに第26話掲載予定です。

ブクマ、感想、評価、レビューも出来ればよろしくお願いします。





名前:レオン

種族:メネアの黒獅子

レベル1


HP:1405

MP:730

物理攻撃:1172

物理防御:1226

魔法攻撃:546

魔法防御:1212

素早さ:886

運:605


スキル

【小型化】【超身体強化魔法】【神格】【雷魔法】【近未来視】



***



【超身体強化魔法】

身体能力や自らの能力値を大幅に強化する魔法。【身体強化魔法】の上位互換。武器や素手をを多用する近接戦闘系を目指す人にオススメ。


【小型化】

使用者の体が小さくなり、可愛さが増すスキル。能力値の変化はない。


【近未来視】

約2秒後の未来を視ることが出来る。能力発動時は未来しか視ることが出来ないため、片目だけ発動させるのが基本。



***



 ――中々のステータスだ。

 近接戦闘を手助けするスキルもいい具合に揃っている。レオンは特に防御に秀でた魔物のようだ。

 レベル1にしては馬鹿げたステータスだが、もう見慣れてきたな。

 レイナのレベル1の時の能力値よりは低いが、フィンとはどっこいどっこいだ。

 まあ、レイナは【ステータス強化・超】を習得してたからなぁ。

 それより気になるスキルがあった。使用者の体を小さくなり、可愛さが増すスキル【小型化】だ。

 レオンは今、巨大なライオンだ。これがどのような見た目に変化するのだろうか。すごく気になる。


「レオン、【小型化】を使ってみてくれ」

「分かりましたである」


 レオンはすぐさま返事をし、スキルを発動させる。

 ドンドン小さくなっていき、やがて子猫のような見た目になってしまった。

 子猫と違う所は、フサフサしたタテガミがある所くらいだろう。

 ――やばい、超可愛い。


「どうである?」


 レオンは首を傾ける。声も若干高くなったような気がする。


「きゃーあ! レオン可愛い!」

「モフモフさせろ!」

「やめっ!? 助けっ――!?」


 そして一瞬にしてフィンとレイナにモフモフされていた。

 ――俺も後でモフモフしよう。

 そう決心して握りこぶしを固めたのだった。



***



 外の明るさが増し、人々が本格的に活動を始めた頃、俺たちは冒険者ギルドにいた。

 朝早いのに冒険者ギルドにはそこそこ人がいた。もっとガラガラだと思っていたが⋯⋯。

 そんな状態だから当然最初から受付で仕事を申請をする事が出来ず、待機スペースでまったりとくつろいでいる。

 待機スペースでは俺とフィンとレイナの肌はツヤツヤしていて活力がみなぎっているのに対して、レオンは少々グッタリして疲れている様子だった。

 あれだけモフられ続けていると仕方ないか。

それと何度かレイナの胸で窒息しかかっていた事も原因だろう。

 ――レオンめ、少し妬ましい。


「主、目が怖いである」


 おっと、無意識のうちに表情に出ていたようだ。気をつけなければ。


「次の方、どうぞ」


 受付嬢さんの声が聞こえる。

 カウンターで1番右端が空いている。確か、登録の時もそこでしてもらったはずだ。

 そしてそこにはやはり美人さんがいた。


「おはようございます。オオサコさん、それと従魔の皆さん」

「ユリアさん、おはようございます」

「おはようございます」

「あはー」

「おはようである!」

「――っ!? 猫が喋った?」

「新しい眷ぞ⋯⋯じゃなかった。新しい従魔のレオンです。よろしくお願いします」

「よろしくである」

「人型ではないのに人の言葉を話すとは中々珍しいですね」


 ユリアさんが微笑する。

 他の受付嬢がブサイクだとは言わないが、やはりユリアさんは飛び抜けている。

 ――この運の良さは【神々の寵愛】のおかげか? 感謝しております!


「仕事を探しに来たんだが、何かいい仕事はないだろうか?」

「はい、オオサコさんはDランクでしたよね? こちらが今ある仕事となります」

「拝見させていただきます」


 ユリアさんが依頼内容の書かれた紙束を俺に渡す。それを俺が1つ1つ確認して行く。

 冒険者にはランクというものがあり、最初がFランクでそこからE、D、C、B、A、Sの順に昇格していく仕組みである。

 俺は登録してもらった時は勿論Fランクだったが、ゼアとの一件でDランクまで昇格させてもらっていたのだ。

 DランクとCランクは中級冒険者の枠組みで、魔物討伐も仕事に含まれている。


「『ゴブリン討伐』と『グリーンスライム討伐』の依頼をお願いします」


 さっと目を通してそう言った。

 『ゴブリン討伐』はゴブリンを10体討伐してくれという依頼。『グリーンスライム討伐』はグリーンスライムを10体討伐する依頼だ。

 どちらもDランクの討伐依頼だ。


「それは少しリスクが高いと思いますがよろしいのですか?」

「ああ、全く問題ない」


 リスクとは依頼失敗の場合のことだ。

 依頼を受けた上で失敗した場合、罰金が科せられるのだ。しかも決して安くない。

 それに依頼を失敗しすぎるとランク降格の可能性も出てくる。

 討伐依頼の仕事は期限が2日と短く、危険もある。冒険者が冒険者ランクと同じランクの討伐依頼を受けた場合、高確率で怪我をするらしいそうだ。

 怪我をして罰金を払わせられるという最悪の事態を防ぐために『普通』の冒険者は2つの依頼をいっぺんに受けるなんてことはしない。

 そして『そういう危険があるとギルドが考えているから』こそするのだ。


「もう1度だけ言わせていただきます。リスクが高いと思いますが」

「大丈夫、問題ない」


 俺は迷わず即答する。

 ユリアさんはため息を吐いた。俺の行動が全く理解出来ないようだ。


「⋯⋯分かりました。オオサコさん、くれぐれも無理はなさらぬように」

「ああ、危なそうだったらすぐに戻ってきますよ」


 ユリアさんは心配そうな表情でこちらを見て来る。

 俺はそれに対して右手をひらひらと振って、冒険者ギルドの外に出たのだった。



***



 その日の夕方、冒険者ギルドではとある出来事が騒ぎになっていたらしい。

 1日で『4つ』もの依頼をこなした冒険者が現れたと。

 1日で4つもの依頼をこなしたのは歴史上数人しかいないらしい。それほどの偉業だったからだ。


「マスター、うわさはすごい勢いで広まっています」

「そうか。『予定通り』すぐに冒険者ランクが上がりそうだな」

「私もそう思います」


 俺は部屋でフィンのその言葉を聞いて幸せな気分で眠りについたのだった。


















次回は明後日の12時過ぎに第26話掲載予定です。

ブクマ、感想、評価、レビューも出来ればよろしくお願いします。

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