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20柱と真実

迷宮行くまでのテンポが速いから間に話をいれるかもです。

 目の前にある大きな扉は迷宮攻略をしていた中でも今までに見ないぐらい大きな扉で会った。


 「ええっと、千層:神託の聖域」


 おそらくここが最後なのかなと予感した。とりあえず油断大敵と言うことで今まで狩った魔物の肉を食べて万全の状態で入ることにした。


 宝物庫シャツカンマーの中に入れた物は時間が止まるので、生物でも腐らず保存が可能だ。この世界にも収納袋というものが流通しているらしいが、無尽蔵に収納出来て、中の時間は止まる収納袋はないので、いかにこれが凄いのかは外の世界に行けばわかるだろう。


 レジェンドドラゴンの肉も上手いが、キングベヒモスの肉のほうが美味しいよな。


 しかし味付けする物がないので肉本来の味である。塩や胡椒があれば相当美味しいこと間違いなしだ。


 さてそろそろいくかな。


 腹いっぱいに食べて、少し休んだところで再び扉の前に戻った。


 「よしいくぞ!」


 中に入ると他のボス層同様闘技場のような外観の層だが、他の層よりも広い。闘技場の真ん中まで行くと真ん中にあった石像のようなものが光りだす。それは人間と同じ形をした光るなにか……顔はなくただ人の形をした不気味な存在だった。


 光だしたそれは襲い掛かってきた。


 「へぇ、こいつは骨がありそうだな」


 ステータスを確認する。


 クレセント

種族:神族?

レベル450

攻撃:400000

防御:400000

魔法攻撃:400000

魔法防御:400000

素早さ:400000

魔力:400000

固有スキル:神の光、■◆●の憤怒

称号:エクリプス創生神の使い、四大大陸守護神


 これはちょいと本気出さないとまずいな……


 宝物庫をフル稼働させ、五百の武器を宙に具現化させ相手に放つ。


 「いくぞ!第九位階魔法ゼロイクリプス!」


 これは相手の体を無で侵食させ、力を失わせる魔法で、弱き者に放てば天国行きのおまけつきだ。光る体を黒で侵食し、包み込んだ後追加でルナティックフレアを放ち様子を見る。


 「やったか……」


 煙を裂くようにレーザーがこちらに飛んでくる。


 「ちっ……」


 肩にレーザーがかする。煙が晴れると無傷のあいつが、こちらに無数のレーザを飛ばしてくる。


 「ゼロイクリプスが効かないのか……それに早いし攻撃の気配も感じなかった……やはり名前からして神ってのは嘘じゃないようだな」


 体に火を纏い、不死鳥の羽を具現化し上へと飛ぶ。すごい速さで飛んでくるレーザーをなんとか避け、少しづつ近づく。


 粘着弾と糸で動きを止めて様子を見るか。


 天の糸と粘着弾を飛びながらあて動きを止める。


 天の糸は任意の場所に糸を発生させる異能で、絡めさせれば相手の動きを止めることができる。またその糸は自分が触れても絡まないようになっていて、自身の手を起点に糸をコントロールすることもできる。これで相手がどれぐらい止まるかわからんが、高速で動いて何重にも絡めた糸に粘着弾を当てれば少しは止まるだろう。

 

 なぁに数秒止まればスキは十分できるはず……


 動きを止めたら至近距離で大技を当てる作戦だ。


 「いくぞ!」


 糸と粘着弾は思った以上に効果的で、クレセントの動きが止まる。レーザー攻撃こそ止まらないがそれは普通に避けられるレベル……動きが取れないクレセントのもとに高速で近づき攻撃を当てる。


 「チャージショット!」


 チャージショットはAランクの異能だが、マックスの状態でうてばかなりの威力になる。

      

 「狂炎舞!」


 これは不死鳥の能力で橙炎が不規則にまとわりつき、爆発させる高威力の技だ。周りへの被害が大きいので街とかでは使えないが、自分がそれで反動ダメージを受けることはない。


 「オラァァァァァ!」


 最後は力を込めた拳だ!

 これなら相手も多少はくらったはず……


 「やったか……」


 クレセントは体の輝きが一瞬あせたと思ったら赤く光り、俺の体を消滅させる勢いで無数のレーザーを放ち貫く。


 「うっ……」


 無数のレーザーのような攻撃は止まらず容赦なく体を貫いていく。

 

 再生速度との戦いだがこれでは持たない……


 「こんなところで……」


 消えゆく意識の中、またも何かの光景が浮かび上がる。


 それはかつてエクリプスで戦った記憶。そこにはあいつがいて……十三人の騎士団で世界と戦い神を敵にした。


 まだほとんど思い出せないが俺の記憶のタンスが新たに開いたのだ。

 

 転生前の俺が幼い頃魔神の一部を喰らい、生きながらえ覚醒した後、真実を知りこの世界で反逆をした神を名乗る奴らの殲滅に動いた。そう二十柱こそが世界を守護する存在でありこいつらこそが異端なのだ。


 「そうだ……貴様らを殲滅してやるのが俺やあいつの役目だったな!」


 銀髪銀眼に朱色の体へと変化させる。


 神山周平

レベル:550

種族:人間族?

職業:魔神

攻撃:600000

防御:600000

魔法攻撃:600000

魔法防御:600000

素早さ:600000

魔力:600000

固有スキル:魔神の戒律(不完全状態)、

異能:アイスショット(C)、チャッカファイア(C)、粘着弾(B)、チャージショット(A)、天の糸(AA)、物質具現(AA)、不死鳥の橙炎フェニックスフレイム(S)、完全記憶パーフェクトメモリー(S)、砂のデザートロード(S)宝物庫シャツカンマー(S)

称号:神殺し、煉獄の王


 「我世界を守護する二十柱の一角にして戒律を司る第八の魔神なり。我らが造りだした世界と秩序を脅かすものに裁きを与えん。煉獄を持って汝を滅ぼさん!」


 「煉獄!」


 周囲を煉獄へと誘い闘技場は数千度の灼熱に包まれる。


 「今度は俺の番だな、偽の神さんよ~」


 手を合掌し大きな音を鳴らす。


 「これが力の差だ、極解!」


 これは合掌することで指定した空間ごと圧縮する技だ。この技を喰らったクレセントの体の一部が消し飛ぶが、当然追撃をやめることはない。完全に息の根を止めるまでそれは止むことはない。


 「止めだ、獄滅!」


 これは魔神のみが操るとされる獄炎を発生させ、相手にまとわりついて相手を焼き溶かす技だ。クレセントの下半身が消滅し、下に落ちようとする上半身に無数の拳を当てる。獄炎を纏った俺の拳を連続して喰らったことでクレセントは完全に消滅した。


 「貴様らにあるのは死のみ!二十柱に栄光あれ……」


 クレセントを無事倒したところで下への扉が開き下の階層へと行く。今回の戦いでレベルやステータスは転生前の状態へと戻ったのだ。


 「四大迷宮は三百層が仮のゴールであり、本当は各千一層までだったはず……となると次がゴールだな」


 千層から下の階に下がり千一層へとたどり着いた。




2019年3月11日修正

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