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猫神様  作者: monolith
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始まりは…

始まり始まり……。

私の町の地区は海と山に挟まれた小さな漁村だったのです。

あの日は夏休みでしたね。

私たちはいつものようにラジオ体操が終わってからみんなで何をして遊ぼうか相談していました…

その時に居た…そうですねゆう君としておきますね。ゆう君が「今日は猫神様の山にばー様が行く日じゃないっけ?」そう言いました。


猫神様の山とは山を半ばくらいまで登っていくとある金網のある山です。

金網は山をぐるりと1周していて隣の地区の山ギリギリまで張り巡らせてあるのです。高さは確か2か3メートルある感じでしたね。今見たらもう少し小さいのかも知れませんが。


私はゆう君のそれを聞いて「うん。あの山に行く日だね。2ヶ月に1回しか行ってないからすぐ分かるよね!」そう答えました。

するとゆう君は「じゃあさ!今日は猫神様の山に行ってみようよ」

私は「ダメだよ!あそこはお母さんもお父さんもばー様以外は行っちゃダメって言ってたよ!」


そうですね…その山は私たちの区や隣の区では登るな、金網の中に入るな、山を出来るだけ見るな。が昔から言われていました。

神様なのに見ちゃいけないのかな?そう思ったのはよく覚えてますね。特にお母さんが私に目を合わせて何度も何度もこの三つを言っていたのは覚えています。


ゆう君は「じゃあまーちゃん(私ですね)はいいや。他の子はどうするー?」そう言って他の子に聞いていました。

私は仲間はずれが嫌で「え!?ちょっとまってよ!みんなが行くなら私も行くよ!」そう言ってしまいました…

断れなかったのは一生の後悔です…

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