表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/32

27.務め



ユーシュがダレークを見上げる。ダレークはそれに気付くも、何も言わず顔を逸らした。

ダレークにとって、大した意味はないのかもしれない。『顔を逸らした』ということ自体、あくまでヒリンの感じたものだ。

しかし、ユーシュの顔色は見てわかるほどに青ざめていく。


「私は、構いません」

「ユーシュ」


ダレークが笑顔を浮かべた。ヒリンと違い、ユーシュはダレークを優先する。そう思ったのだろう。ユーシュの言葉は続く。


「家のための婚姻です。私はダレーク様の妻という役割を担うのですから…ダレーク様が全てをお話しくださらないとしても、当然のこと」


肩に置かれたダレークの手を払った。笑っていたダレークが自身の手を見下ろす。『何故払われたのかわからない』とその顔に書いてあった。


「ですが、父として務めるお気持ちは持っていただきます」


肩の力をようやく抜いた。ヒリンは薄らと滲んだ汗を指でなぞるように拭う。

ヒリンとユーシュの計画を、大詰めの所まで進められた。ユーシュの判断次第の部分もあったため、途中ひやりとしたものの、なんとかヒリンの求める結果に続きそうだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ