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猫に転生しても私は多趣味!  作者: 亜土しゅうや
闘王闘技編
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第179話 スアvsニコ③

 「おらどうしたっ!?その程度じゃ私は止められんぞ!!」

 『のわあー化け物めーーっ!!』

 

 蔓やら木の根やらで進行妨害をするスア、

 その程度で私は止まらんっ...なニコ。


 スキル[ 悪路操作バッドロード ]でさらに進行を妨害しているはずなのにニコは何事も無くどんどん迫って来る。


 「はあっ!」

 『ぐぬぅ!!』


 横一振り、

 蔓やら木の根やらがスッパリ斬られる。


 「そろそろ射程としては充分過ぎるね!決めさせてもらうよ!」

 『ゲッ...こうなったら。』

 「ニコ・魔砲マジック...。」 

 『精霊之瞬光フェアリーフラッシュ!!』

 「ギャァッ!?」


 一瞬の隙を突き目眩し、離れた位置に即座逃げるスア。


 「ここか!...ぐっ、木の根か、魔力の植物だらけで気配が掴みづらい!!」

 『蔓之搥ヴァインハンマー!!』

 「うぐぁっ!?」


 そして一気に攻める!

 ニコが化け物火力である以上、正面から闘うのは大きく危険。ならばこうやって策で対抗する。

 

 スアは自身の周りに蔓や木の根を再配置。


 『さて、進み具合が振り出しになったの。次はどうするの?』

 「決まってる、突き進むだけだ!!」


ーーーーーーーーーー

 ニコ視点


 すごい、すごいぞ!

 クロマもそうだったけど、相手は魔法使いなのに何度接近してるのにまだ倒せていない!


 本当に凄いよキジコ!

 君の家族はなんて強いんだ!


 こんなの味わったら...もっと燃えるじゃないか!!


 「ニコ・大斬波!!」

 

 スアに向かって真っ直ぐ、斬撃の波を飛ばした。

 

 『神力結界!!』

 

 流石に防がれた。

 でもこの隙を逃す訳にはいかない!


 私はダッシュ、斬られた植物の道を走りスアに迫る。スアは私を止めるためにあらゆる方向から植物で攻撃し始める。


 でもこのくらい余裕で斬れる。

 伊達に真成無双剣トゥルーワンを振っている私ではない、舐めてもらっては困るなぁ!!


 「はああ!!」

 『のわぁ!?』


 スアを結界ごと観覧席のバリアに叩きつけた。

 神力結界は割れ、スアは下手に動かず何かを考えている。いや、様子見かな?どっちにしろ攻める!!


 「ニコ・ソードブラスト!!」


 スアに遠距離技が当たる...瞬間だった。


 『来た、...はぁっ!!』

 「っぁ!?」


 なんとスアは私が遠距離攻撃する事を予測し、飛んできた瞬間スレスレに避け、私に急接近するのが狙いだったのだ。


 その結果スアはすぐに私の目の前に現れ魔力を解放。

 魔法陣がいくつも展開される。...これはヤバい!?


 『蔓操作ヴァインフリー解除、樹根操作ヴェルツェールフリー!!』

 「うおおお!?」


 突如木の根ランスの怒涛ラッシュ攻撃!

 これが狙いか!飛び攻撃を使った瞬間を狙った近距離攻撃!


 んんー...凄い!!!


 「でぇやあああ!!!」

 『うぐっ!!』


 私からの攻撃も木の根を収束させ盾にする。

 

 『まだまだくらえなの!!』

 「そうはいかない!!」


 流石の私も間抜けでもなければサンドバッグでもない。凄いものを見せてもらったお礼に...私からも凄いの見せてやるよ!!


 「いくよ真成無双剣トゥルーワン!!」

 『!!』


ーーーーー

 スア視点


 剣が一瞬赤く光ったかと思えば、ニコの魔力の流れが急に形が変わった。

 暴走...、いや違う。

 魔力の流れが荒れていない、全体的に荒れた箇所なんて特に...。


 全体的...あ..!


 アイツの剣に赤く光る線が一瞬だけど見えた。

 私にはわかる、あの剣に自身の魔力を通した!

 自身にあの剣の魔力を通した!

 それはつまり自身と武器の魔力同一化!!

 イメージした力、強化魔法をよりダイレクトに反映させる技術!!

 

 「一心同体、...参る!!」

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