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猫に転生しても私は多趣味!  作者: 亜土しゅうや
闘王闘技編
181/302

第173話 キジコvsケイ③

11月11日11時投稿(特に意味はない)

 「月之武ツクノム...私の新たな力を見せてあげる。」

 「...!」


 3段戦を越えレベルアップ的な事をして、短期間で新スキルと技術を得たケイ。経験値ブーストでも使ったのか?


 ※経験値ブースト...経験値が一定期間上昇するアレ。


 ケイの新スキル、さてこれは必死にガードや回避をするべきか様子見をするべきか。...どっちもかもな、未知に対して取れる行動はいつも最善を尽くす事だから。


 「月光・瞬速撃!」

 「速っ...幻影回避!」


 さらに速度が増した瞬速撃、

 光には遠く及ばない速度だが目で追えなくなるには十分な驚異のスピード。


 「不可視レーザーネットセンサー、鋭敏強化出力上昇...。」

 「...魔身強化はまだ使わないのね。三日月・真。」

 「...!!」

 「避けた...知覚探知系スキルは本当に厄介。」


 なんとかあの回し蹴りは避けれた。

 魔身強化は今回奥の手として使いたいからまだ発動はしない。


 「ペネトレーザ!!」

 「繊月・輝斬!!」

 「な!?」


 とりあえずペネトレーザを撃ったがビックリ、手刀で斬り弾きやがった。初めて見たぞこの光景は!


 ケイは一応手が無事か見ているが全くの無事である模様、魔力で出来てるとはいえよくそういう事出来る勇気あるね...。


 「月光・瞬速撃。」

 「!」

 「上弦・破衝撃!!」

 「がぁっ!?」

 「下弦・降竜撃!!」

 「ぁっ!!」


 地面に叩きつけられた。

 今のコンボすげぇ、高速移動→相手を少しでも浮かす→回り込んで地面にドカン、なんて凄まじい。私もそろそろ...。


 「よ...妖炎壁。」

 「!」


 ケイは距離を取り、私は立ち上がる。


 「統合スキル、[化け猫]起動。」

 「来た...!!」


 私の周囲に妖しい色の炎が燃え上がり始める。


 「燃えろ、妖炎の矢!」

 「新月・不可視之狩人フカシノカリウド..!」


 ケイの姿...気配が消えた、どうやら今のスキルは隠密系のスキルらしい。...だがそれでは私の知覚は誤魔化せない。


 「そこだ、妖炎玉!」

 「な...うぐっ!?」

 「かーらーのー、猫パンチ!!」

 「ぅがっ!?」


 妖炎の矢を均等な間隔で飛ばして熱の流れが他と違う所、ケイが通った後やいる場所を探し出したのだ。これが私のレーダー機能だ!


 「猫キック!!」

 「...朧月・幻影之舞。」

 「あ...!?」

 「キジちゃんの技、真似させてもらうよ。」

 「...空間衝撃波ルームバースト!!」


 咄嗟に範囲攻撃。

 今のはゾッとした、幻影回避を独自アレンジで真似しやがった。


 「月光・霊弾!!」

 「あ...?」

 

 するとケイの周囲に薄く光のベールか何かが纏われる。ケイが私に向かって拳を向けるとその光が私に向かって飛んできて...あ!?


 「ペネトレーザ・バルカン!!」


 レーザーに当たった光は衝撃音を鳴らし散った。

 どうやら衝撃波の塊だったらしい、当たっていたら私どうなってたのだろ。


 ケイは散った霊弾とやらを見てため息を吐く。


 「すごいね、初見でここまで対応してくるなんて。」

 「いや結構しんどいよ?むしろ妖炎相手に恐れなく突っ込んでくる方がずっと驚いてる。すごいよ、ケイは。」

 「ふふん、褒められたっす!」

 

 恐ろしいって意味だよ...。

  

 しかし、どうやって攻めるか。

 持ち手はまだあるけど、ケイも対応力が高くて初見でも最低限以下のダメージしか与えられない。


 お陰でお互いまだ体力に余裕がある。

 それに加えて傷もまだ全然大丈夫。

 時間かけて倒すべきか、

 それとも体に無理をさせてやばいの使うか。

 

 どうするか...ま、どの道先走るべきではないか。

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