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猫に転生しても私は多趣味!  作者: 亜土しゅうや
闘王闘技編
172/302

第164話 ニコvsクロマ②

11月1日11時投稿

 クロマ視点


 さて、私も調子入れて行きましょう。

 確かに私はニコよりも弱いです。

 彼女が本気になれば私なんて瞬殺でしょうね。

 ですが、


 「!?」


 こうやって今のニコでも反応出来ないくらいの雷撃くらいは出せますよ。

 

 そりゃそうです、本来雷は光の速度に迫るのですから。我々この世界の人間が魔力で操る雷なんて純粋な雷に比べれば遅い、威力は高くとも速度は劣るって感じ。


 私も蒼星夜の衣の力もあってまぁまぁ自然に近い速度を出せますがそれでも本物には全然追いつきません。


 「雷魔法の恐ろしさ、見せてあげます。」

 「...面白くなってきた!」


 ニコは斬りかかる、

 私は剣に雷を当てて弾く。

 単純だけど距離を取りながら防御するのならこれが今最も役に立つ。

 

 それにこの闘技場、空間には今まで撃った雷魔法の微量の電気がまだ残っています。ある程度の威力の雷魔法ならそれを使って誘導させ、ニコに当てる事が出来るでしょう。


 まぁ、動きが読まれたら意味ないのですけどね。


 「攻撃が...入らない..!」

 「今貴方は私の射程範囲内にいますからね、こちらが油断しない限りはそのくらいの攻撃は防げますよ。」

 「なら...ニコ・スーパーブラスト!!」

 「!?、でやぁっ!!」


 距離を取って大きな斬撃の魔法弾放って来やがった、今私はその技を防いだ...ならその隙を狙ってこちらに来るはずだ。


 シュッ


 「...転移!!」

 「気づかれたか!」

 「...危なかった。」


 あの質量の武器を持って背後に周って来るとか怖いって。今更ながら本当に化け物じゃない。


 「やってくれましたね...サンダースピア!!」

 「そのくらい...、」

 「電力分散!」

 「!?」


 5本の雷の槍の電気が分散、辺りに散る。


 「まずい!」 

 「誘導電撃プログラムサンダー!!」

 「ぐあぁっ!?」


 さっきよりは威力は低くなっているでしょうけどダメージを与えるには十分です。


 「...っ!!」

 「どうです。今の所大きな技は使わず、応用技術で私は攻撃していますよ。」

 「そうだね...一度戦い方を変えよう。」

 「...?」

 

 するとニコは空間収納庫を開くと、

 真成無双剣トゥルーワンを収納したのだ。


 「いっちに、さんし、...よし。もう大丈夫だよ。」

 「では。」


 ニコに落雷を落とす...が、避けられた。

 

 「...広範囲電撃ワイドサンダー。」

 

 広範囲で攻める、それでも避けられた。


 「どう?」

 「回避に専念しましたか、剣を持ってない分速度に対応....て所ですかね。」

 「ああ...そうだ!!」

 「!?、がぅっ...!。」


 一瞬で私の目の前に現れ、肩を殴られた。

 広範囲技を撃っていた事が裏目になってしまった。


 「いった....!」

 「さぁさぁ、盛り上がって来たよ!!!」

 「!!」


 私は転移しすぐに飛翔、それに加えて電気を纏い構える。


 「ニコ...パンチ!!」

 「え...ぐあっ!?」


 また目の前に現れてパンチして来た。

 思い切り観覧席のバリアに叩きつけられました。

 

 まずい、出力を上げてきた。

 さっきまでの技では火力不足かも知れません、

 残存魔力が惜しいですが、そろそろ大きな技も使うべきでしょう!


 「スゥ...。」

 「?」

 「時空操作、時間遅行。」


 (...時間を遅くしたか!次はどう来る...ぁ、魔法陣が周囲に展開されていく、それもかなりの数を敷き詰めている。...私だからこそそれを使うって感じだね、人殺せるどころか原形を保つかも怪しいくらい。)


 「さぁ輝け、ボルテックルーム!!!」

 

 どうだ、いきなり凄いの撃ったつもりだが...。


 「....ハァッ!!」 

 「!!?」

 「今のは危なかった、技を撃つのが遅ければ大ダメージを受けていたかも知れない。」

 「...化け物ですか?」

 「...そうかもね!」


 まずくなってきた...。

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