反逆
「本当ですか!」
女の子はきらきらした目でこちらを見てきた
「うん、でも、その子にはもう運命の人がいて、、、」
「そんなの関係ありませんよ!お互いにがんばりましょうよ。」
「でも、もうあきらめがついてるんだ。」
「そんな簡単にあきらめたらダメです。なんだったら私が作戦を考えましょう。」
「えっ、作戦って?」
「もちろん、プロポーズ大作戦ですよ。」
女の子はドヤ顔をきめていった
「ま、待ってよ。プロポーズなんて、そんなの振られるに決まってる。」
「いやいや、分からないですよ。運命だって変わるかもしれないじゃないですか。」
「でも、そんなの、、、」
「ゴチャゴチャいわずにプロポーズするんですよ。」
そういうと、女の子は後ろに置いておいた鞄を取り、紙とペンを取り出した
「とりあえず、思いついた作戦はここに書いていきますね。」
「は、はい。。。」
完全に女の子のペースに飲まれている
「じゃあ、まず、、、素敵なラブレターで相手もきっとメロメロ作戦なんてのはどうですか?」
「素敵なラブレターなんて書けないですよ。」
「やってみなきゃわかんないですよ!とりあえず書いておきますね。」
「え~、、、」
「なんか、文句がありますか?」
急ににらみつけられた
「いえ、何もありません。」
ただ従うしかないのだった