音
遠い空 見上げて
流れる雲 見つめて
聞こえてる 一つの音
記憶から消えてゆく
波の音 聞こえていたって
本当のこと何一つ変わらないのに
手を広げ 心を開けば
聞こえる 言葉たち
すべての音は奏でられては
繰り返し世界で響きわたる
寂しさ紛れ はいた台詞は
心の隅っこに音を残す
遠い山 見渡せば
つかめるような 気がしてた
騒ぐ森
歌う小鳥たち
同じ世界に生きてるのに
同じところにいたって
人それぞれ違うのに
苦し紛れに叫べば
耳の奥で反響する
すべての思いは風に乗り
旅をする
終わりなど無い
旅を
眠るように目を閉じれば
感じる音
夢の世界ではどうか
幸せな音が聞こえますように
音 響く
眠りの森
誰もいないこの地で
目を閉じる