1年生 夏休みには
夏休みに入って
部活は無かった 大して強く無いのだろうか
いろいろ欲しいものがあって母に相談したら
バイトを紹介された、若い頃から自分で稼いで
何とかしてきた母なので欲しいものあるなら働けみたいなノリ
住んでる町は観光と地場産業の町だったので
バイト先は豊富だった 時給300円の旅館のバイト
旅館が軒を連ねる観光地だったので3件位掛け持ちできた
布団しき→配膳手伝い→皿洗い→飯のループ
タイムカード押して隣移動して押して隣移動して押して
ほぼ住み込みみたいな感じで2週間過ぎた頃
小島が居なくなったと聞いた
パチ屋に行ったが閉まってる
呼んでも誰も居ない、
後でわかった事なんだが、夜逃げだった
今時みたいに携帯とかスマホとか有れば
連絡取れたかもしれないが当時はそんな便利な物
まして中学生がもってるわけ無かった
毎日話してた奴なんで寂しくなった
登校日に
小島の話をしてたら桒村さんが絡んできた
フラれた後も普通に接してくれてるいい人
振った理由を聞いたところ
「矢本とは特定の関係になりたくない」
との事だった、要するにクラスメイトで
いいやんって事だったと思う
新しい消しゴムが入荷されてただの
ルーズリーフのA5版が有っただの、
同じ趣味なのか??これはー
錯覚する感じ
小島とはいつか大人になったらどこかの風俗
とかで会えるかもななんて
当時よくある話をしてたら藤井に冷めた視線を
浴びせられ、
他の女子には苗字呼び捨てなのに
桒村さんは「さん」つけてんのなんなん
藤井に突っ込まれたりした