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不安と願望そして欲望

作者: 黒猫

春が来ても心が晴れない時はある。


桜が舞っても幸せだと思えない時がある。


新しい世界に行く時は、いつだって目の前は暗闇で満たされて行く。


その中にぼんやり見えた途切れ途切れの道の先を求めて、夢中になって進んで行くんだ。


辿り着く場所がどこなのかは分からない。


でも、その先にある幸せで満ちている未来を信じて、心が騒いでいるのに必死に進んで行くんだ。


誰かに頼まれてなんかない。


褒められるためでもない。


世間の波に流されたからでもない。


私自身のために。



今、この世界を進むんだ。

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