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第15夜

ฅ(º ロ º ฅ)《たいへん遅くなりました!!!!申し訳ありませんでした…(土下座)

「よしっ!今日はいい天気だー。」

「昨日は突然の雨でどうなるかと思いましたが、見事に晴れましたね。」

「旅立ちの日はこうでないと!」

「ではそろそろ。」

昨日の雨でできた水溜りを飛び越える。


「行ってきます。」

昇りはじめた朝日が村をオレンジに染めていた


















「宜しかったので?皆に何も言わずに出発して。せめて挨拶でもしていかれたら宜しかったのでは?」

今私たちは王都と村との間に広がる森、通称“迷いの森”にいる。

「何ていうか、けじめ?そんな感じなの。」

「そうですか…。では、マーサ様から預かったこの昼食は私が食べておきますね?」

「なにっ!?食べる!いる!欲しい!」

「“けじめ”なのでしょう?」

「うぐぐぐぐ。それとこれとは別!お母さんのお弁当だよ?私が食べないわけがない!!」

まぁ、道中はこんな感じでホノボノしている様に見えるが、会話だけだ。

周りを見渡すと山になった狼の死骸。

いやぁ。道を歩いていたら、この“迷いの森”を縄張りにしているシルバーウルフの群れに遭遇しまして、襲ってきたので返り討ちにしただけなんだけどね?

「『パンドラ』よし!綺麗!」

「それにしても便利ですよね主の魔法は。おかげで手ぶらで旅ができようとは。」


山積みだった銀狼の死骸は跡形もない。

唯一血溜まりがそこで戦闘が行われていたことをしめしている。

私の黒魔法もおばあちゃんとの訓練でそこそこのレベルになり、アイテムボックス的なものが使えるようになったのだ!

この世界にもアイテムボックスと呼ばれるものはあるけど、本当に箱で、一番多く入るものでも馬車2台分ぐらいしか入らないし、中に入れたものは腐る。その癖、目が飛び出るくらい高いのだから需要があるのか疑問。


「あー。血ついちゃった…。クロ、何か服とって。」

服が入ったカバンだけは自分で持つとクロが言い張ったから取ってもらわなくちゃいけない。

「こちらを!」

「…。おい。」

「何か問題でも?」

「何故にこれがここに?」

「私が入れたからにございます。」

「…。」

「(ワクワク)」

「他に服は?」

「いつも主が着ていらっしゃるような服をお探しならば御座いませんよ?」

「…。じゃあいい。王都に着くまでこれで行く。」

「そういうわけにはまいりません。」

「くっ、来るな!」

「さあ、さあ、さあ!」

「いやぁぁぁぁぁぁ…。」



負けた負けましたとも。サイズ計らせた覚えもないのにぴったりだよ。

「流石主にございます。私の目に狂いは無かった。」

「くっ。地肌面積が少ないのがせめてもの救いか。」

「布地の少ないものを御所望でしたらこちらに!」


スパンッ。

ハラハラ。



スルスル。スルスル。

フワッ



「ねえ、私この服切り刻んだよね?」

「ええ。」

「だったら何で元に戻ってるのよ!おかしいでしょ!」

ちょっと分かりにくいので説明↓


スパンッ。(ミヅキが服を切り刻む音)

ハラハラ。(布切れが落ちる)



スルスル。スルスル。(布切れ集まってくる)

フワッ(元通り)


「明らかにおかしいだろう!?」

「いえ、コレを含めて私が作った物全て魔道具ですので。」

「この私が着てるやつも?」

「勿論でございます。相手に切られても良いように自動で元に戻る機能は全てにつけております。」


モウワタシハナニモイウマイ




      ---王都まであと4日(?)---

ฅ(º ロ º ฅ)《今更なんですが、この小説の名前をトネリコから変えたいと思います。色々考えたのですがいいものが閃かず、仮でつけたトネリコをそのまま使っている状況でした。そこで!題名を変えるにあたり、読者の皆様からの応募というかたちをとりたいと思っております!

送ってくださると作者嬉しすぎて死にます

期限は5月末までとさせていただきます。

大変勝手ながらご応募お待ちしております!

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