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巨大な肛門と宇宙

作者: twinings04

偉大なる信仰を持つ古代の人々よ。われわれに正智を授けた偉大なる宇宙よ。

我々は今ここに生きている。あなた方が感じた悠久の時の中で我々は今ここに存在しているのだ。

不思議な呪文が響き渡る。

彼らはその呪文に身を任せ揺られている。

悠久の時を伝える空を仰ぎ彼らはその存在に祈りを捧げていた。

彼らによればそれは巨大な肛門であるという。

そして彼らはその肛門は全ての源であるという。


時は流れジェット機の飛ぶ時代となった。

宇宙の謎も解明されつつある時代。

そんな時代にブラックホールを研究していた研究者が、

古代の信仰にブラックホールを信仰していたものがあることを突き止めた。


それが先ほど述べた人々である。

現代の物理学によればブラックホールは全てを吸収してしまう。

光すら捉えてしまうのだ。

しかし彼らはそれを排泄器官と捉えてさらには全ての源泉であるという。

彼らによればそれらは闇の世界である宇宙から光の世界へと全てを排泄するものであるという。

そして光の世界でそれらは再構築されそれが闇の世界を満たすのだ。

この闇の世界である宇宙は光の世界からのエネルギーで満ち溢れている。

そのエネルギーが闇の世界である宇宙を支えている。

故に彼らはブラックホールを信仰し宇宙の全てを支える源であるとする。


そして彼らはそれを肛門と呼ぶ。

なぜなら闇の世界である宇宙とは生き物の体内のようなものだから。

宇宙が膨張していることも彼らは知っている。

それは生き物が成長すると体が大きくなるように、

内部が宇宙の生き物も成長しているからだ。

その生き物は光の世界から何かを取り込みそれをエネルギーに変えて宇宙を支えている。


彼らによれば宇宙は巨大な生き物の内部だ。

そんな彼らの末裔に研究者はこう尋ねた。

生き物の口に相当するものはあるのかね。

彼は黙った。

彼は悪いものを恐れた。

口をふさげば宇宙は死んでしまう。

彼らは巨大な口に関しては一言も話さないのだ。

そしてその口から巨大なエネルギーが流れ込んでいることを知れば、

人々は口から求め続けるだろう。

口に関してはタブーなのだ。

なぜなら口はあまりにも偉大だから。


そしてそれは無尽蔵のエネルギーを人々





沢山のご声援ありがとございました!!twinings04先生の次回作にご期待ください!!

宇宙空間を生物の体内と今思いついて書きましたけどそういうのって他にあるのでしょうか。ちょっと面白そうですね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 宇宙が巨大な生命体で、ブラックホールがその肛門という宇宙規模の発想力。 この小説は読者に謎を提示する。宇宙の口にあたるものは何か? 『不思議な呪文が響き渡る。』という一文から始まるこの…
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