第二花 我思う、故に我有り
六天金剛「どうも、六天金剛です。そしてこちらが」
幽香「本物の風見 幽香です」
六天金剛「いやー大変だった。文章何回も消えるんだもんなー」
幽香「あの時怒りようは凄かったわねー」
六天金剛「まぁ無事に投稿出来てよかった。ーーー所で、今回の話は少しシリアスが入っております。」
幽香「小説のタグにのんびりとか入ってなかったっけ」
六天金剛「最初にシリアスを捩じ込んどけばあとはのんびりパートでいけるかな、と」
幽香「素人の考え方ね…」
六天金剛「事実素人だしね。思いつき思いつきで書いてるし」
幽香「途中執筆放棄が目に見えるようだわ…」
六天金剛「黙らっしゃい。作者に逆らうと出番が減るぞ。それは君も例外ではないのだよゆうかりん」
幽香「誰に口利いてるのかしら」
六天金剛「はっはっは。君意外に誰がいるとでいやちょっと待ってその美しい日傘で私に何をなさるつもアッーーー!」
どうも、風上風太です。
あれから早1時間。
ようやく落ち着きを取り戻してきました。
え?1時間も何をやっていたかだって?
しょうがない、説明してやろうその理由。
衝撃の事実に頭を抱えて転げ回る事30分
ゆうかりんが存在したことにえらい興奮を覚えること20分
どうしてこうなったか考えること10分
え?無駄な時間が多すぎる?しょうがないじゃん、人間だもの。
だが、その僅か10分で考えが纏まりました。
これから君達に解るように超簡単に説明してやろう。
聞いて驚け!猿でも解るこの説明!!
事故る
↓
目が覚める
↓
ゆうかりんになる←いまここ
どや?
…………………………
……イカンイカンイカン!!やっぱ駄目だ!フェイズ3がどうしても容認出来ん!!
百歩譲って事故ったのは認めよう。あの衝撃は本物だったし、あれでは死んでも仕方無い。
何故か生き返ったのも良しとしよう。これは素直に嬉しいから文句はない。
だ・が・し・か・し!!
何でゆうかりんになっている!!?
意味が解らん!
そりゃね?
前々からアニメや二次小説などをみて憧れていましたよ?幻想郷に入ってみたいなあ、とか思ってましたよ?危険はあれど、幻想入りするならば、相応の代価は仕方無いと思ってましたよ?
だけどこれはおかしい!
何故 憑依?
何故 女?
何故 ゆうかりん!?
神様、俺は何か悪い事をしましたか?
そんな中。
微妙に錯乱した思考の中で、ある疑問が浮かび上がる。
この身体の持ち主【風見 幽香】の意識は何処に行った?
俺という意識が入ってたことによって、彼女の意識は消え去ってしまったのか?
だとしたら、かなりの罪悪感が俺の中に残る。
そう、彼女の人生を、俺が終わらせてしまっのである。
そう考えると、俺は図らずも取り返しのつかないことをしてしまったのかと、今、初めて気が付いた。
こんな事をしてしまった俺は、彼女に何をしてやれば……
……………いや、俺に出来る事など何も無い。
何をしても、彼女はもうこの世界にはいないのだから。
今の俺に出来る事は、彼女の分まで生き続ける事。
彼女がこの先体験するはずだった出来事を、俺が代わりに体験してやろう。
そう無理矢理割り切らないと
見えない重圧に
自分が押し潰されてしまいそうだったからーーー
「さて、これからどうしようか。」
なんとか吹っ切れた俺は今、先程の太陽の畑から離れ、森の中を悩みながら歩いていた。
四季のフラワーマスターこと【風見 幽香】は設定によれば、幻想郷の奥地に住居を構えているらしいのだが、四季の花を求め一年中幻想郷を移動しているとかなんとか。
まぁ、俺が何を言いたいのかと言うと
「家、どこだ…」
絶賛、迷子中なのであった。
「あー…誰か居ないのかー…」
歩き始めて早1時間。
俺は未だに日傘を担ぎながら森の中を歩いていた。
行けども行けども現れるのは木ばかりで、俺の心がブロークン・ファンタズム。
幻想郷は広いとは分かってはいたけど、まさか此処までとは…
驚愕の事実に歩くのを止めようかと思った、次の瞬間ーーー
「きゃあぁぁ!!助けてーー!!」
助けを求める、声が聞こえた。
「おお…人だ…」
初めての人の発見に感動したがしかし、それがどうでもよくなる疑問が脳裏に浮かび上がる。
「襲われている、のか…?」
そう、先程の声…恐らく少女のものだが、確かに何かから逃げているような声だった。
動物に襲われているのかと思ったが、此処は幻想郷だということを思い出し、すぐに別の結論に思い至る。
「妖怪…か…?」
そう、此処は幻想郷。知性の有る・無しに関わらず、妖怪が溢れる程生息しているのだ。
そう理解した瞬間、急に、助けなければ、という気持ちが急速に沈んでいくのを感じた。
素直に言えば【怖い】、といった所だろうか。
分かっている。
この身体が強靭であることなど。
腕を一振りすれば、並みの妖怪など細切れのように吹き飛ぶことなど。
しかし、あくまで中身は【俺】なのだ。怖いに決まっている。
なら、見捨てるか?
いや、そんなことをしてしまったら、俺はーーー…
「いやぁぁぁ!!」
ーー■■■■■ーーーーッ!!
「………!!」
ーーーそうだ、何を恐れることがある。
この身は既に大妖怪。
中身は普通な【俺】だとしても。
【風見 幽香】にはなれないけれど。
自分の芯を通して、生きていこうじゃないか。




