属性検査
今日は少し短いです
この学校に来てから一週間が経過した。
その間にわかった事は、この学校がただの学校では無く、もしもの時の軍隊としての役割を担っていることと、基礎学習は日本の小学3年以下ということくらいだ。
「おはよう、ニコラ君」
「あぁ、おはようジュリーさん」
この学校で話しかけてくれる数少ない友達。
俺ってコミュ障なのかな?
いや違う!断じて俺はコミュ障じゃないはず!
「ねぇ、俺ってコミュ障だと思う?」
「コミュ障?何それ?」
は?何故知らない?常識だろ……もしかしてこれネット発祥だったりするかな?まぁいいか
「何で俺に友達ができないと思う?」
「普通そんなもんじゃないの?」
俺もそう思いたいけど……
「貴方様、女友達が何人おらっしゃいますか?」
「えぇ〜〜と〜〜」
そうやって話をはぐらかすな〜〜
「ほ、ほらもうすぐ先生が来るよ」
話を終わらせられた。
ジュリーが自分の席に戻った直後に先生がやってきた。
「じゃあ今日の通達事項は無いが、少し先の話をしよう」
何だろう、中間テストはもう少し先のはずだし。
「お前たちはここで魔法、剣術、知識を磨き上げ国に貢献をしなくてはならない」
なるほど……戦争か。
「お前たちは今から3年間相手国を手に入れるための訓練をさせる……死ぬ気で来ないとほんとに死ぬぞ」
ドスの効いた声……まぁだから何だって話だけど。
「なのでお前たちは今から魔法の得意属性を検査してきてもらう」
未来じゃなくて、今の話じゃねぇか。
「連絡事項は以上だ、もうそろそろしたら検査官が来るから、礼儀は守れよ」
『はい!』
はぁ〜〜大変な一日が始まりそうだ。
「次、ルイ・ドレルアン」
「はい」
お〜〜懐かしいなこいつ、後で話しかけに行くか。
「次、ニコラ・アンドレ」
「はい」
早すぎだろ、身体測定みたいに並ばせるとか?
「君、早く来なさい」
「す、すみません」
前に人がいない、早すぎだろ。
「じゃあ、ここに手を近づけて魔力を込めてみて」
「わかりました」
何の属性かな?
「検査結果は……全て?違う……出てこないんだけど?」
やっぱりそうなったか。だって俺何でも使えるように神に頼んだし。
「君、名前は?」
「ニコラ・アンドレですが?」
「アンドレか」
『はぁ〜〜またこの血筋か〜〜』とか考えてるんだろ!悪かったなアンドレ家で!
「まぁ、この家の血筋なら大丈夫か、はいじゃああそこの扉に行ってね」
「わかりました」
何したんだよ、俺の身内や祖先は。
俺がそんな事を考えながら進むと、辺りが白色に囲まれた場所に転移させられた。
「魔法陣か、良いねぇ〜〜」
そして扉の前にはよく見る『○○しないと出られない部屋』があった。
今何想像した?
……俺一人だし想像もクソもないか。
人形を一万体倒せは面倒くさすぎるし……あれ使おう。
「転移」
駄目だ、転移ができない。
じゃあ……あれしか無いか。
「破壊」
対象はこの空間。
轟音と主に、俺は白い世界からの脱出を果たした。
「やっぱり、こののどかな空気は上手い」
「やっぱり戻って来てたんだ、ニコラ君」
「遅かったね。ジュリーさん」
実際、俺が帰ってきてから20分は経過しようとしている。
「ニコラ君が早すぎるだけじゃない?」
「そうかな?」
まぁ多分早すぎたんだろうけど。
「じゃあ私戻るね、そろそろ先生は帰ってくると思うし」
「分かった」
そうして戻った直後に先生はやってきた……超能力者かな?ジュリーさん。
そのまま、いつもの日常に戻っていたがいつ戦争が起こるかわからない以上、警戒はしておくべきか。
話し方こんな感じで良いですかね?