表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

この聖女様は、○○○につき御注意を!ー第3話ー

~この聖女様は、○○○につき御注意を!~


ー第3話ー


結局マリアちゃんとボクは、同じ部屋で寝てしまって


マリアちゃんの寝ている時の吐息が色っぽ過ぎて悶々として眠る事が出来なくて


結局次の朝まで眠る事が出来なくてー




「うぅ……結局、一睡も出来なかったよ……」




目の下に隈が出来ていて眠たそうにあくびをしてー




「んっ……おはようございます、真白様、良く眠れましたか?」




マリアちゃんは、ゆっくりと目を開けてボクの方を向いて薄く微笑んで朝の挨拶をしてー




「お、おはようございます、マリアちゃん。



うん、ちゃんと眠れましたよ」




マリアちゃんに心配をかけたくなくてニッコリと笑い朝の挨拶をすると眠れたって嘘をついてー




「……真白様、良く眠れなかったのですね。


すいません、砦では、安心をして眠れませんでしたよね。


せめて城に戻るまでの馬車の中で少しでも眠ってください」




マリアちゃんは、ボクの頬っぺたを触り心配そうにボクの顔を間近に覗き込み


するとボクとマリアちゃん顔がキスをするほど間近になりー




「ひゃん!?



は、はい、解りました。


マリアちゃんの言葉に甘させてもらいますね」




マリアちゃんに間近で覗きこまれて女の子の様に悲鳴をあげて


戸惑いマリアちゃんの提案に賛同する何回も頷いて知らせて


ボク達は、今日中にお城に戻る事になり


砦を出る時に将軍と兵士達が見送りに来てもらいー




「今回は、聖女様に助けられました。


ありがとうございました。


聖女様が困った時は、必ず聖女様の力にさせてもらいます」




将軍は、頭を深々と下げてボクに感謝の気持ちを表してー




「い、いえ、ボクは、たいした事をしていません。


少しだけ皆さんの手伝いをしただけです」




感謝を言われると慌てて両手を振りたいした事をしていないって思いー




「謙遜することは、ありません。


俺達は、聖女様に2回も命を助けてもらったのです。


聖女様がいなかったら今頃皆全滅していました。


聖女様は、俺達の命の恩人です。


このご恩は、一生かけてお返しします」




将軍は、自分の胸に右手を当てて神様を見る様な眼差しで直立体制になると他の兵士も直立体制になり返事をしてー




「え、えっと、ありがとうございます」




ボクは、将軍達の態度が大袈裟過ぎて戸惑い将軍達の気持ちに返事をしてー




「それでは、これからの聖女様の活躍を願って、敬礼!」




将軍達の敬礼で見送られながら馬車が走り初めて


疲れる様な事を何もしていないのにこんなにも感謝されて申し訳なく思い


しばらく馬車に揺られると寝不足のせいもあって眠ってしまい


しばらくすると馬車の急停車の揺れで目が覚めてー




「い、いったい何が起きたのですか!?」




起こされた衝撃で戸惑いながら周りを見渡してー




「すいません、聖女様、実は、この近くの街が燃えているのが見えまして。


迂回した方が良いと思うのですがどうしますか?」



馬車を運転していた男性がボク達の方を振り向いて今置かれている状況を説明してー




「……このまま街に向かってください」




少しだけ考え込むとこのまま街に行くのを提案をしてー




「ま、真白様!?


それは、あまりにも危険です!


私は、真白様を守る責任があります!


真白様を危険の中に飛び込む様な真似は、させません!」




マリアちゃんは、立ち上がり凄い怒りながらボクに近寄りー




「でも何が合ったか知る必要があるでしょう。


街で起きている事がもしかして国が滅びる原因になるかも知れないですよ。


ほっとく訳に行かないですよ」




これが国が滅びる原因になるかもって思い不安に感じて街に行く事を提案をしてー




「真白様……


解りました、真白様がそこまで覚悟があるのでしたら止めません。


でも真白様だけは、何があっても護ります」




マリアちゃんは、ボクの両手を握り締めてボクを護る意気込みを表してー




「ありがとうございます、マリアちゃん」




マリアちゃんの両手を握り返して嬉しそうにニッコリと笑い


ボク達は、燃えている街に向かって




「街が瓦礫の山になっている……


それにたくさん人々が死んでいる……


こんなの酷いです……」




街に着くと酷い状況の街に戸惑い街の中を見渡してー




「おや、こんなところに生きている奴がまだいるとはね


可哀想にもう死ぬ事になるのにな」




声をした方を振り向くとロープを纏った杖を持った骸骨が立っていてー




「えっ……?


あなたは、誰ですか?



まさか、この街を襲ったのは、あなたですか?」




骸骨の魔法使いに戸惑いながら相手の事を質問をしてー




「俺の名前は、不死の王オーバーロード。


破滅を振り撒く存在だ。



この街の奴らは、俺の良い実験台になったよ。


ほら、この街の奴らの様にな」




オーバーロードが手をあげると街の住人が悪霊になって宙をうろうろし始めてー




「そんなの酷い……



お願いします、街の人達が救われますように……」




両手を合わせて膝を地面につけて悪霊になった街の人達が救われのをお願いをして


するとボクの体が黄金に光初めて黄金の光が街全体に包み込み


光がおさまると悪霊になっていた街の人々の体が元に戻り生き返って初めてゆっくりと街の人々が立ち上がりー




「な、なんだと!?


悪霊から生き返っただと!?



その魔力は、まさか聖女か!?


俺は、聖女様って奴が嫌いでね。


人々を助けているつもりで良い事をしているつもりだろう!


偽善者やろうが1番ムカつくんだよ!


アンジェ、出てこい!


俺の妹のアンジェは、貴族の結婚を断った為に貴族に殺されてな。


妹を護ろうとした時に俺も殺されてな。


その時の貴族の憎しみからアンデットの魔法使いのオーバーロードになったんだよ。


そしてアンジェと一緒にいるためにアンジェをアンデットにしたんだ。


だから貴族の味方をする聖女が嫌いなんだよ!


やれ、アンジェ!」




オーバーロードは、悪霊から蘇ったのを見て驚きの声を出して


聖女のボクを憎む様に見つめ


体が五メートルあると思うゾンビーのアンジェを召喚して


アンジェにボクを攻撃をするのを命令をしてー




「ぎゃーーー!!」




ゾンビーのアンジェは、ボクに襲いかかろうとしていてー




「真白様には、傷付けさせません!



ま、真白様、いったい何を!?」




マリアちゃんがゾンビーのアンジェの前にボクを護るに立って


ボクは、もう一度マリアちゃんの前に立ち


戸惑いながらボクを見つめー




「へーーまさか自分から殺されにくるとはね。



やれ、アンジェ!」




オーバーロードは、ボクの方に右手を向けるとゾンビーのアンジェがボクに襲いかかってきてー




「どうか全ての人達を助けてください……」




ボクは、アンジェとオーバーロードを助けたくて自分の気持ちを表す様に両手を合わせて膝を地面につけてアンジェとオーバーロードの幸せを願い


するとボクの体が黄金に光輝いてアンジェとオーバーロードが光包み込み


アンジェとオーバーロードは、生きている人間に戻りー




「んっ……お兄ちゃん……?



私は、確か死んだはずだよね……?


何で私は、生きているの?」




ゾンビから生き返ったアンジェが戸惑いながら周りを見渡してー




「アンジェ、生き返ってくれた!?


会いたかったよ、アンジェ!」




生き返ったオーバーロードは、涙を流してアンジェを抱き締めてー




「あなたは、あの貴族達と違うんだな……


あなたは、紛れもなく聖女様だ。



ありがとう、聖女様」




オーバーロードは、ボクの両手を握り締めて涙を流して嬉し泣きをして感謝を表してー




「いえ、オーバーロードの苦しい時に助ける事ができませんでした。


だからボクは、感謝をされる様なことをしていません」




オーバーロードを困っている時に助けをする事ができなくて申し訳なく感じてー




「それでも聖女様には、感謝してもしきれないよ。


俺のことは、オーバーロードでなくてマルコって呼んでくれ。


もうアンデットでないからな。



今までの罪滅ぼしって訳でないが聖女様に着いていかせてくれ。


助けてくれたお礼をさせてくれ」



元オーバーロードだったマルコは、ボクに助けられたお礼をしたいってお願いをしてー




「私も着いて来させてください。


私とお兄ちゃんを助けてくれたお礼がしたいです。


雑用でも洗濯でも食事でも何でもしますからよろしくお願いします」




アンジェは、深々と頭を下げて助けてくれたお礼がしたいってお願いをしてー




「アンジェさん、マルコさん……



ねえ、マリアちゃん、2人も一緒に連れてって良いですか?」




アンジェさんとマルコさんの気持ちを感じて無理に断るのも悪いと思い


マリアちゃんに2人も一緒に連れてって良いのか質問をしてー




「真白様の好きなようにしてください。


私は、真白様の味方です。


ですから真白様の判断に従います」




マリアちゃんは、ボクの手を握り締めて優しく微笑みボクの味方だって知らせてー




「ありがとうございます、マリアちゃん。



マルコさん、アンジェさん、一緒に行きましょう」




マリアちゃんに頭を深々と下げてマリアちゃんの気持ちに感謝を表して


マルコさんとアンジェさんの方を向いて一緒に行く事を提案をしてー




「ありがとう、一緒に行こう、聖女様」




マルコさんは、ボクの方を向いて一緒に行く事に賛同してー




「ありがとうございます、一緒に行きましょう、聖女様」




アンジェは、ボクの方を振り向いて一緒に行く事を賛同をしてー




「一緒に旅をするのですからボクの事を聖女様でなくて真白って呼んで下さい」




これから旅をする仲間だから名前で呼んでほしいってお願いをしてー




「解った、真白様と呼ばせてもらうな」




マルコさんは、ボクの事を真白様って呼んでくれてー




「解りました、真白様って呼ばせてもらいますね」




アンジェもボクの事を真白様って呼んでくれてー




「街の人達の復興の事は、王国に救援要請を出していましたから安心してください」




マリアちゃんは、伝書鳩を王宮の方に飛ばすとこの街の事を大丈夫だと安心させ様としてー




「ありがとうございます、マリアちゃん」




マリアちゃんに王宮に街の復興要請を頼んだのを感謝を表して


ボク達は、城向かって馬車を走らせて


マルコさんとアンジェさんが一緒に旅をしてくれてこれからの事が楽しくなりそうで胸がわくわくして


でもこの後、まさかあんな事になると思わなかった。




~つづく~



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ