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早くもスキル獲得!農民から薬問屋に!?

真田城へ行くことになったが、まさかの病が伝染しており住民はおびえながら暮らしていた。ニノマエは漫画から得た知識を活かして、ペニシリンまがいのものを発見する。部下たちが引きとめる中、その薬を妻のもとに飲ませる真田幸隆であった。

「よし!これでオッケー!」


俺は、尾張の国に向かう準備をしていた。

信濃の国で起きた、”病”については、いったん俺が作った抗生物質まがいのもので何とかなったようだ。


薬ができたのは、ほぼ奇跡のような話だ....


俺の知識をこうやって活かすことができてうれしい。

現代じゃ単なる歴史オタクだったが...案外こっちの世界では需要があるのかもしれないな...


準備をしていると、真田幸隆がやってきた。


「ニノマエ...おぬしには本当に世話になった。」


「そんな!やめてください!幸隆さんだって、襲われていた僕を救ってくれたんですから、これぐらい当然のことです。」


「いや、返しても返しきれぬ恩ができた。何かあればいつでも訪ねてくるが良い。ワシが力になろう。」


「有難うご座います。そのときは遠慮なく頼らせていただきます!」


尾張の国への旅に必要なもの...食料や服、武器など一式は幸隆さんが用意してくれた。





ちなみに、武器についてなのだが....


強くなりたいという想いのもと、幸隆さんに相談したところ

「部下の出浦清種が適任だ!」

とのことで、清種さんについてもらい数日間剣術などを教わった。



だが問題があって、


刀が重くて持てなかった....


いくらひ弱はいえ、刀が持てないなんて...

重機械を持っているかのごとく、うんともすんとも持ち上がらなかった。

おそらく、この罰ゲームの設定と関係があるのだろう。

”「農民」の役職では刀はもてない”、とかいう面倒くさい設定があるんじゃないかな...


刀もそうだったが、弓や槍なども持てない始末。

はたまた馬にも乗れないという....本当に糞ステータスだ...


とりあえず、木刀は持てたのでそれで一通りの剣術を教わった。

また、武術についても護身用とのことで教わることができた。

これでいきなり敵に襲われても少しは抵抗できるようにはなったはずだ。




「時に、ニノマエよ。馬も乗れない状態では尾張までの道中大変だろう」


「えぇ...それはまぁ...」


「そう思って、案内人を付けさせることにした。


おーーい千代!こっちに来い!!」


そう呼ぶと、奥の方から一人の女性がやってきた。

長髪で一つくくりにした髪型、流し眼できつそうな顔立ち...

すらっとしたスタイル...


「こいつは千代という、尾張の関所でも顔が効く人間じゃ。尾張までの間千代を連れていくが良い。

きっと役に立つはずだ。」


「宜しくお願い致します」


「あっ!こちらこそ....よろしく...




幸隆さん、何から何まですみません。ご恩は忘れません。」


「何を言うか!貴殿も返しきれぬほど尽くしてくれたではないか。


去るまえにこれを持って行け。何かあった場合、きっと役に立つはずだ。」


そういって、渡してくれたのは小さい紙きれだった。

それを大事に懐へしまい。名残惜しいが真田城を後にした。


「いろいろお世話になりました!!!ありがとう!いってきます!!!!」


「おぉーーーー!!いつでももどってこいよぉーーーー!!!」

「助けてくれてありがとーーー!!」


惣右衛門さんや忍芽さん、町の人たちが手を振ってくれていた。


泣きそうだよ....本当に温かい人たちばかりだ....


別れを惜しみつつ、一歩づつ歩いて進んだ。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


真田城から歩いて数時間がたった。


真田城でもらった地図を元に、歩みをすすめる。


ただ、この時代の地図は分かりずらい。

まぁ、まともな地図なんてこの時代にはないんだろう...

グーグルマップは素晴らしいよ....全く。


「どうやって読むんだよ、これ...


...この道であってるのかよ...」


「この道であってます。」


千代さんがそう答えた。


口数は少ないが、順路の質問にはしっかりと答えてくれる。

ただ、個人的なことは答えてくれない。

謎な人だ....


「あの?質問いいかな?」

「.....」

「君って、幸隆さんの部下なんだよね...?」

「.....」

「どういった仕事?商人なの??」

「.....」


はぁ、き...気まずい....


何なんだこの人は、まるで機械みたいだ....


「頼むよ!答えてくれよ!君は何者なんだ??商人か?流浪人?」


そう質問すると....


「私は、ただの案内人、そしてあなたの状態を管理しています....」


じょ...状態!?なんで俺の状態を....


「ま...まさか!!!!」


そう思い、荷物の中の指令書を引っ張り出した。


―――

※注意

-壱 基本的に元の世界に戻ることはできません。

-弐 このゲームで死ぬと、ゲームを行っているプレイヤーは現実世界でも死んでしまいます。

-参 与えられたステータスを確認したい場合は、()()()()()()に聞いてみてください。



「...これだ!!キーパーソン!!!」


ステータス...状態だ!!


「お前はキーパーソンなのか?」


「はい。そうです」


やっぱり、キーパーソンだった...

キーパーソンってなにか疑問だったがまさかこういう形で現れるとは。

て...ことはだ!!!


「千代さん、ステータスを教えてくれないか?」

「分かりました。」


そういうと、荷物入れの巾着から一つの紙を取り出した。


「どうぞ」


―――

あなたのステータスは以下となっています。

役職:農民(薬問屋)

レベル:30

特性:なし

固有スキル:薬剤調合、護身術 Lv.3、(剣術 Lv.3)

極状態:現在利用不可

攻撃:250

速さ:150

防御:190

馬術:0

運:普通



おぉ!!!

農民が農民(薬問屋)になってる!!

それに、攻撃や防御もあがってる。修行の成果だな。

レベルも30になってるし...


でも、まだまだ農民なのか...


スキルチェンジしたタイミングはいつなんだろ、あのペニシリンを作った時かな。

ということはスキルチェンジするには、忍芽さんを助けたみたいなイベントを攻略しないといけないのか...


この先、武士にスキルチェンジできる機会もあるかもしれない。


「千代さん、質問なんだけど、農民は刀を持てないの?」


「はい、農民は刀を装備できません。」


「そ...そうなんだ、ちなみに何の道具ならもてるの?」


「くわ、かま、などの畑用の道具、そして木刀などの護身用の道具です。

いまの、ニノマエ様のステータスだと調剤用のすりこぎ棒も装備できます。」


「す...すりこぎ...」


どうやって、すりこぎ棒でたたかうってゆうんだよ!!


一応、剣術と護身術についても習得したことになってるな...


「このスキルなんだけど...自主練なんかで強くなったりするの?」


「はい。キチンとした練習方法であればスキルは向上します」


「よし!」


一応、清種さんから一通りの殺陣は教えてらっている。

一つ二つしか使えないが、日々の鍛錬で使えるようになるとか...

これから毎日、練習しよう!


「それから、もう一つ聞きたいことがあるんだけど?

薬を発見しただろ?あの時点で教科書にのるんじゃないの??」


「いいえ、あの件については、記事にはなりません。」


「は!!?なんで!!ペニシリンだぞ!大発見だぞ!!ノーベル賞モノじゃないか!」


「この時代において、医学の進展よりも戦争で勝つことが重要なのです、

きちんとした記録を後世に残せるかにもよりますが、いまの流れでは記録にすら残らないでしょう。」


「えぇ...そんなぁ...」


時代が悪かったか...江戸時代なら何とかなったかもしれないな...

医学関係で教科書を狙うのは難しそうだ。




それから、数日間、尾張の国に向けて旅を続けた。

俺は、毎日旅の合間に木刀で素振りをしたり、筋トレをしたりしてパワーを上げていた。


漫画なんかの技もつかえるかな..?とか思いつつ、自作の型の練習をしたりもした。



そして....



「みえてきたぞ....」



歩みをすすめて1週間、俺たちは尾張の国、那古屋城、城下町へ到着したのだった。

最近、もうひとつの作品をお座成りにしているのですが....すみません。

ただ、アイデアが浮かぶのはこっちなんですよね。

もし、両方読んでおられる方がいたらどっちがおもしろいかどうか、ご意見頂ければ幸いです。

※感想、評価、ブックマーク良かったらお願いします。

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補足情報 

※出浦清種...

真田家の部下・家臣。

歴史上はは息子の出浦盛清が1583年に真田家の家臣として服従するのですが、

この話では真田幸隆の家臣として描かせて下さい。

ちなみに、忍者だったのではというウワサです。

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