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まじ!?生まれ変わりは農民スタート

「やっぱ織田信長だよなぁ」


俺の名前は、五十嵐ニノマエ


重度の歴史オタクであり、特に戦国時代が大好きな高校生で織田信長の大ファンである。


真田幸村や伊達政宗など他にもいっぱい好きな武将いるけど圧倒的な知力、統率力、そしてカリスマ性全てが憧れであり、織田信長のようになれればと日々努力しているつもり....


「おい!!五十嵐!!」


シーン


「おい!!!いがらぁし!!!!!聞いてるのか!?」


「はっっはいぃ!!!!」


「お前は...目を開けて寝てるのか?器用な奴だ。この問題、解いてみろ。」


「えっ」


《黒板には【2x+y-3=0に関して、点A(-6,5)と対称な点Bの座標を求めよ。】との問題》


「あ...その...分かりません...」


「はぁ??っったく、あと一年したらお前も受験生だぞ、しっかりしろよ」


「....はい」


はぁ、数学なんか俺には必要なし!!

これしき出来なくたって俺には歴史の研究家になるという夢があるし...


とはいえ、大学にいくにも数学は勉強しないといけないし...


受験...


はぁ、現代人は悩みが多いよ全く。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

キーンコーンカーンコーン


さて、そろそろ帰るかなぁ。帰ってゲーム「信長の棘の道」を....


「おい!五十嵐!!」


「ん?なんだよ。」


「おもしろそうなもの拾ったんだ。これやらねぇか?」


「えぇ、今から帰ってゲームを....」


「そんな時間かかんねぇって!人数が足らないんだよ。」


ふと、拾ったものを見てみると...


「ボードゲーム???」


「そう!これ、学校に来る途中に拾ったんだ!」


「えぇ...えらく古いな。」


「けど結構しっかりしてるし、おもしろそうだと思って。」


木でできた外装を空けると、4つのコマが立っていた。

コマはそれぞれ、よろいを着た侍になっており、細かいディティールが凝ったつくりだった。

ルールなどの説明書など、特になく中央にあるサイコロを振ることでコマをすすめる作りになっているようだった。


「すごろくか...??4つあるけど、後二人は?」


「ヒョロとオカッパに声掛けてる。もうすぐ来るはずだぜ。」


「コマはどうやって動く....イテッッ!?」


【― ゲーム参加を認識しました ―】


(ん??なんだ今の)


コマを触ろうとすると痛みが走った。

ただ、一瞬だったので特に気にすることもなく。

そんなこんなで、ゲームをすることになった。


サイコロを振って出た目をすすむ。簡単な作りのすごろくだけど、不思議なのはコマが勝手に動くところだった。

そのまま、ゲームは進み終盤戦....


「や...やばい!!」


俺にはこういうゲームの運があまりなく、案の定最下位だった。


「おい!ヤバイじゃん五十嵐!!」


「いや、ここからだ!まだ大丈夫!」


「ちなみに負けたら罰ゲームだからな!」」


「はぁ?聞いてねーぞ!!」


めんどくさい!!はやく終わらせて帰ってゲームをしたいのに!!


コマを進めていてなんとかあと一振りでゴール圏内に入るところだった。


「5出ろ!頼む!」


俺の気持ちを込めた一振りは....



1だった....



「なんでだよぉ!!!」


「いぇーーい!!五十嵐が罰ゲーム!!!」


「はぁ、いやもう一回だもう一回!!!罰ゲームってなんだよ!!」


【―罰ゲーム執行します―】


その瞬間。目の前が真っ白になった。


気が付いた瞬間俺は見たことのない場所にいた。


「え.....ここは....」


『ゲームの中です。』


「は....!?ゲーム!?」


そこには、見たこともない女性が立っていた。


『はい。あなたが今行ったゲームです。』


「あ...あのボードゲームのこと!?」


『はい。あなたは、最下位だったので罰を受けなければなりません。』


「は....!?罰!?冗談だろ??」


『冗談ではありません。いまから、1500年代にタイムスリップさせます。』


「せ....1500年....それって...」


『そこで、あなたは歴史の教科書に載るぐらいの功績を作ってもらいます。

そうしないと現代には戻れません。」


「は.....はぁ!?教科書に載る!?ど...どういう。」


『くわしくは、着いてから(ふみ)を確認してください。それでは...グッドラック』


「いや、むかつくグーサイン.....」


その瞬間また目の前が真っ白になった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ドガーーーーン

ドドドドドドドド

キィンキィン


(ん...なんだ!?)


「者ども、かかれーッ!」


はっ!!!

気が付いたらそこは戦場だった...


ヒヒィーーーン


「うぁあああああ!!!!!」


あやうく、馬にひかれるところだ!!


(は....早くこの場から逃げないと!!!)


そう思った俺は、なんとか全力を振り絞りその場から逃げだした。


戦場を後にして、落ち着ける場所に移動する。


(ど...どうなってんだよ....)


自分の格好をみると、ボロッボロの着物...


「な...なんだよこの格好!!...」


ふと、着物の帯に目をやると紙が挟まっているのが目に見えた。


「なんだこりゃ!?」


【 ―罰ゲーム執行内容― 】


1.あなたは、教科書に載るぐらいの功績をあげなければなりません。

討伐対象:織田信長


2.功績をあげた時点で元の世界に戻ることができます。


3.あなたのステータスは以下となっています。

役職:農民

レベル:3

特性:なし

固有スキル:現在無し

極状態:現在利用不可

攻撃:80

速さ:100

防御:90

馬術:0

運:微良


―――


「な....なんだこりゃ!!」


おいおい!!なんで俺が織田信長を倒すことになってんだ!?

てか、倒さなきゃ元の世界に戻れない....ってまじか!!!!


「お....俺のあこがれの...信長を....!?」


そんなこと出来るのか....


この時代に、織田信長がいるというワクワク感と、

織田信長を倒すという絶望感に、自然と涙が出てきた俺だった。

ちょっと書いてみました。他にも作品を今書いているのですが....気分転換です。

歴史物は好きなので、こっちもたまに書きつつ、もうひとつの方もとりかかれるように頑張ります。

決して投げやりにならずに書ききろうと思います(笑)

よければ気軽に見て行って下さい。宜しくお願いします。

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