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片想い

作者: 彩

解放、されたいと思うんだ。



君からよく来るメッセージ。口では言わないくせに。

会ったら抱き締めるくせに。微笑むくせに。


とたんに、別れたいとか解放されたいとか。

ひどくない?

でも確かに縛りすぎって思うこともある。

たしかに、自由にしてあげなきゃダメだって思う。


でも、他の女の子と二人でいくのは、越えちゃダメな境界線だと思うよ。そー思うのは私だけ?


君を泣かせたね。原因は教えてくれなかった。もういいよ、で終わった。けどさ。

溜め込むと嫌になるって嘆くくせに、そーやって溜め込むの自分じゃん。話してくれないの、君だよ?


私の愚痴とか、ひたすら聞いてくれる。

重たいことも受け止めてくれる。当たり前だとおもってた。

それは、きみの優しさだった。

私が話すたびに君の話したいことは君の胸のなかにしまわれていった。気付かなかった。苦しい君の事を。


同情でもいいよ。それに甘えることに決めたの。

少しでも君といれるなら私はそれでいいと思った。

けど、辛かった。君から何を言われても、受け止めるのは苦しかった。


離れたい。解放されたい。

好きだけど、友達と何が違うのかな。


付き合ったとき。一年の記念日。お互いに書いた手紙覚えてる?大好きって書いてくれたこと。これからも、どうぞよろしくって書いてくれたこと。

毎日会えることが嬉しかった日々。

忘れてしまったもう戻れない幸せな過去。


戻りたいなぁ。


思い出してみて。出会ったあの教室。

みんなで遊んだトランプ。隣に座った時のドキドキ。

手を繋ぐのも目を合わせるのも名前を呼ぶのもすべてが君でいっぱいだよ。


これからもずっとそばにいる。そして幸せにする。


誓ってくれたよね?思い出してよ。

私の鮮明な記憶はどんどん苦しめてくるよ。





片想いってこんな感じだったんだね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 複雑です。 [一言]  深層心理はわからないです。
2015/11/22 10:43 退会済み
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