Gが!!Gがぁぁ!!!Gがぁぁぁぁ!!!!
基本わたしは虫が嫌いです。
毛虫とか、カブトムシの幼虫とか
GとかGとか爺とか、......爺は違うか。
なのに、ある日とても恐ろしいことが起きました。
今思い出しても鳥肌が立ち、恐怖が蘇ります。
―――――――――――――――――― 回想 ――――――――――――――――――――
その日、私は夜遅く、宿題をやっていました。
ヘッドフォンを付け、好きなアニソンをガンガンに鳴らし、ノリノリで問題を解いておりました。
しかし、一瞬胸騒ぎのような何かを感じ、パッと顔を上げました。
ぶぅぅぅぅぅうううううんんんんん。
そんな音が、部屋に響きました。
最初、カナブンでも外にいるのだろうか、と甘い考えを抱いておりました。
すぐに、その考えは無慈悲に引き裂かれました。
視界の端に黒い物体を見つけたのです。
ええ、そうです。お分かりのように、G、です。
Gが、生き別れた兄弟の再開シーンのように、一直線に私の方向へ飛んできていたのです。
パニックになった私は頭が真っ白に、否、真っ黒に染まりました。
そのまま、Gは私の宿題やいろいろなものが置かれている机に着地しました。
数秒が、とても長く感じました。
その間私は金縛りにあったように動けませんでした。
なんとか逃げようとし、やっとの思いで椅子から転げ落ちるようにして動くことができました。
Gは机の上で触覚をヒクヒクとさせ、歩き回っていました。
それを見ていた私はだんだんと恐怖がこみ上げてきて、思わず叫んでいました。
とりあえず、そこらへんにあるものを武器にし、机を中心に半円を描くように移動しました。
私の部屋は二階にあるので、一階の親に、もしくは道具に力を借りようとしたのです。
しかし、親に頼んでも、自分でしろ、と言われ、協力は無理でした。
道具でさえ、蜂撃退用のスプレーしかありませんでした。
背に腹は代えられません。とりあえず、Gに蜂撃退用のスプレーを使ってみることにしました。
左手に雑誌などを丸めて作った簡易盾兼Gバスターソード、右手に蜂撃退用スプレーを持ち、戦場へと赴きました。
さっきまで机にいたはずのGはどこかへ移動したようでした。
お恥ずかしいことながら、私の部屋は散らかっているので、特に机周りには学校のプリントやらジャ○プやらのせいで、地面が見えない状況となっており、Gを完全に見失いました。
なんとかおびき出そうと、スプレーを打ちまくったり、簡易Gバスターソードでプリント類を叩いてみましたが、結局Gは現れませんでした。
諦めて、置き型のG捕獲装置(市販)を設置して、その日は眠りました。
しかし、悲劇はこれだけでは終わりませんでした。
あのGとの出会いから数日後、私はいつもと同じ机でPCを使用していました。
このサイトの小説を読んでいたのです。
カサッ
なにかが視界の隅で動いたような気がしました。
PCの画面から目を離し、あたりを見回そうとしました。
しかし、その必要はありませんでした。
目の前に、PCと、私との間のわずかに見える机の露出部分にいたのです。
奴が。
そう、『G』、が。
驚きました。今の今まで、全くやつの接近に気づいていなかったのですから。
またもや頭が真っ黒に染まりました。
不幸中の幸いなのか、驚いたことにより重心がずれ、滑るように椅子から脱出することができました。
Gは、例のように机の上を歩き回り、PCの下に潜り込んだりしていました。
私も例に漏れず、だんだんと恐怖が体に浸透していき、やはり、叫んでいました。
今度はすぐに一回におり親と道具を探しました。
しかし、前回同様ハチ撃退スプレーしか見当たりません。
お父さんなら、お父さんならもしかしたら!。
と、必死の思いで眠っていたお父さんに救難要請をだしました。
お父さんは渋々、といった様子でしたが、なんとかG撃退はしてくれることになりました。
しかし、またしてもGはいなくなっていました。
そうですよね、奴が留まるわけないですよね。
で、結局Gを排除せずに、その日も眠りにつきました。
――――――――――――――――――― 終了 ―――――――――――――――――――
そして、月日は流れず、Gとの二回目の出会いから24時間程度たった今。
私はこの文章を書いています。
ちなみに、ヘッドフォンはつけています。アニソンもガンガンです。
が、意識は歌ではなく、周囲へ向けられています。
そして時折、幻覚なのか、黒い物体がカサカサと動くのを目撃します。これを書いている途中に、です。
簡易Gバスターソードを傍らに、PCで文字をカタカタ打ちながら。
奴がノコノコと私の面前に出てくるのを待っています。
今度こそは仕留めたいと、いや、仕留めなければ。と、メラメラ燃えているわけなのです。
現在進行形で怖いです。
幻覚であって欲しいです。
※この小説は作者が恐怖を紛らわすために書いたものです。