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始まりの魔術師、始まりの錬金術師②-1

Long Long ago.(長い、長い、ちん)

魔術師様は賢い。洞穴に逃げ込めば空から水が落ちてきても体が濡れない。熱い空気と光を出す乾いた木があれば、暗くても物が見えるし、魔物も獣もあまり寄ってこない。魔術師様が火と呼ぶそれかざすと噛み切れなかった魔物と獣の肉はすぐに食べられるようになるし、お腹も壊さない。夜中にはいろいろな話を聞かせてくれる。


絵描き男のやつはバカで、勇気がない。あまり狩りにも行かず、いつも洞穴のすみっこで絵を描いている。石を砕いて水や血と混ぜて、何かを描いている。からかって絵を消そうとした奴がいたがその時だけは怒って歯向かっていったが返りうちにあっていた。いい気味だ、魔術師様が止めなければ死んでいた。魔術師様はお優しい。絵描き男は壁だけでなく体にも絵を描いている。最近は頼まれて他の者の体にも絵を描いて、獲物を分けてもらっている。


魔術師様は多くの奥さんがいる。オレの姉も魔術師様の奥さんになったのだ。おれも魔術師様の家族となった。なんと誇らしい。

ある時「お前はなぜ絵を描いている。」と魔術師様が絵描き男に話しかける。うらやましいことだ。

「ハイ、魔術師様、わたしは絵を描くこと手でおもいだしたいのです。」

とわけのわからないことを言ったあと、魔術師様に助けられた礼をいった。

いつもお優しい魔術師様が一瞬、苦々しげに絵描き男を見たことをオレは見逃さなかった。


それから何度か太陽が月に代わりまた太陽に戻った後、絵描き男は洞穴を追放された。新しい子がうまれ、洞穴が狭くなった時だった。役の立たない大人のいる3家族が追い出される。絵描き男は独り身だったが、魔術師の娘の中で一番美しい者と絵描き男に絵を描かれた者が何人も同行していた。

「今まで、お世話になりました。新たな場所で生きていきます。」絵描き男は礼を言い洞穴を後にする。洞穴は少し広くなった。絵描き男の描いた絵は消される事に決まったが、絵の中に自分がいることを見つける者が何人も現れる。自分の絵を消すことは何か恐怖を感じたが、少しづつ絵は消されていった。絵が消えた洞穴は魔術師様が火を起こしてもどこか寂しげだった。


この話の後悔

もう少しオレが女性で絵描き男を好きという事をにおわせたかった。


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