番外編 エリー10番勝負④
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大勇者えりーは”あ”の魔女との勝負を望む。
「”あ”の魔女だね。勝負しようか。」
さすがに”あ”の魔女でも格の違いが分かってしまう。
自分を圧倒したシオンが直前で完敗している。既に魔術も封じられ、杖で殴りかかるしかない。自棄になった”あ”の魔女が杖を振り上げ駆け出す。
「”あ”の魔女、”あ”の魔女ってバカにしないでよ。私にはちゃんと、アっアァァァァァァァァァ」
”あ”の魔女が消えた。自らの名前もいい終わる前に。
エリーは動きもしない。杖が届く直前で地面が抜けた。エリーは魔力を集中させ、大成功と書かれたプラカードを作り出した。
「永遠に落ち続ける落とし穴だよ。私の流派の錬金術師は殺しを禁止されてるからね、さて、次は君が相手だね。2対1でいいよ」
といった。エリーの視線の先にはかわいらしい見た目をした双子、魔術師と錬金術師の姉妹 ステラとソニアがいた。
「「双子だからって、半人前扱いされるのは嫌なんですけど」」
声がそろったのを見てエリーはニヤニヤしている。
エリーと同年代の魔術師エリックは知っている。双子は大抵二人で1人前みたいな扱いをされることを。エリーとエリックは当時から英雄として互いに顔を合わせることも度々あった。
「では2対2で戦いましょうか。相手はシオン殿の子、一筋縄ではいかないでしょう。」と提案する。
「エリック君久しぶりだね。私はOKだよ」
「双子の相手の戦い方は熟知している。」
「「ふん、それならいいよ」」と双子は応じた。
戦いが開始する。エリックの剣の軌道上に氷の壁ができる。
「無情の氷壁、双子は分断する。戦いの基本だ。」
ステラの顔に焦りが浮かぶのがエリックにはわかる。ステラ含めエリック以外の全員にはわかららない。2対1でも余裕で勝てるエリーと分断する意味が全く分からない。ある意味では意表突かれた。
真っ当な魔法勝負、魔法により相手を崩すばあい100回の程度の魔法攻防で魔法を当てられれば実力差があるといわれる。ちょうど100回でステラの魔法がエリックをとらえた。ステラは距離を詰める。エリックの剣から魔法が放たれ、ステラの手を氷が覆う。ステラは構わず殴りつけた。そこからは一方的だった。氷はすぐに溶かされ、魔法で崩されるまでの期間も短くなっていく。ステラの完勝だった。ステラはソニアのヘルプに向かうため勝負を急いだ。それでも
「エリック君はやっぱりわかってるね。双子は分断して戦う。」
エリーはすでにソニアを倒しステラとエリックの勝負がつくのを待っていた。
双子だからといって互角というわけじゃない。錬金術を学んだソニアのほうが強い。
ステラは何もできずにエリーに倒された。
勇者タリアは顔をポーっとさせてエリーを見つめている。
大悪女サラは「あの双子普通に私たちと互角くらい強いよ。時代を1000年先取りしてる天才。」と話しかける。
勇者タリアは「あなたとは互角かもしれないけど、私の相手じゃないよ」といった。
故郷を取り戻すため感情を殺して生きてきたはずの大悪女サラには青筋が浮かんでいる。
間違えて明日分が




