番外編 エリー10番勝負③
?年?月?日
「何負けてんのよ、せっかく育てた剣もあげちゃったし」エリーはマナにからかわれている。
別格と思われていた3女神のエリーが負けた事は未だにどよめきを読んでいる
「いいんだよ、くないほしかったし、カティアに勝つんだったらどっちみち剣だけだと足りないし」
と答えている皆ぎょっとする。皆彼女らに注目している。まだ天使長と戦う気なのかと。驚いている。
かまってほしくて髪の毛を引っ張ろうとするピー助をシエルがガッとつかむ。当時は引っ張られる一方だったけれどシエルもたくましくなった。
「ピッピちゃんはキムンカムイに負けちゃんたんだね。もう少し修行が必要なようね。」
といった。ピー助が震えている。シエルが微笑んでいる。
ケインはひざまずいてた。あの隊長でさえシエルを前にしてはひざまずいてしまう。魔術師や錬金術師はほぼ美男美女といっていい。体調などなどのコンディションが悪くならないという事もある、自分の中でいたいときの自分に合わせられるため、大抵自分の一番好きな時の姿になるということもある。そもそも姿も変えられる。それでもシエルだけは抜きんでてしまう。ひざまずかないといけない気になってしまう。
エリーはシオンとの勝負を望む。
「かわいい子」エリーはそうつぶやく。
シオンは微笑むみながら
「錬金術師であなたを尊敬しないものはいない。錬金術師としての勝負をお願いします。」
と礼をした。
エリーは真面目な顔になり
「わかったよ」
と答えた。
普通に戦えばエリーが強いことはわかっている。シオンもその時代では最強の魔法使いとはいえ、魔法は徐々に成熟する。古い時代の錬金術師は不利だ。3女神だけが別格なのだ。
エリーは3つの方法でシオンの魔法を封じた。
一つは通常の魔法封じ、かなりの実力差がなければ効かない。
次に、無数の世界を創った。シオンの魔法はシオンのつかえる魔力のない世界に阻まれる。
最後にエリーは一つのみ世界を創った。世界は密度を増していく。使える魔力の奪い合い。シオンは全く魔法を使えなかった。
続いて、通常の魔法の打ち合いを行う。錬金術師は魔法を手順で考える。
エリーのたったの1発の魔法がシオンの億を超えるすべての魔法を迎撃した。
シオンの魔法が当たっても効かないことも見せつけるし、シオンのすべての防御魔法を突破或いは。防御魔法の内側に作ってみせる。
完勝だった。
最後に「まいりました」というシオンに
「精進なさい」と答えた。




