3流魔術師⑧
某年某月某日 錬金術クラスに編入して3か月
いよいよ月の光で育つ樹木の森に行く。
これまでは私たちはハンナさんの足手まといでしかなった。
太陽石探しでは大穴といえる。この森の怖さはいつ樹木に代わるかわからないことだ。
永遠の渇きの迷宮なら石になりだせばひきかええばいい、神隠しの森は、神隠しにあっても数日たって入り口に戻れることも多い。エリクくんの妹の薬の材料探しだという事は最近知った。
最初落ちこぼれだったのが嘘のように錬金術のクラスで成績を上げていくエリクくん。既にに宮廷魔術師が内定している。世のため人のために働く仕事、30で大人とみとめられるため、10年くらいかけて何になるか決めるのが普通だけど、彼はもう自分の進む道を選んだのだ。
彼は錬金術クラスに入り、過去の偉大な魔術師、錬金術師について研究することが実にあっていたのだろう。
ハンナさんは学園で研究をつづけるようだ。エリクくん目当てで錬金術クラスに入ろうとした奴は私とカトリーナで成敗する。
私たちは探検家まがいの事をしているおかげで、普通に強い。私もようやく最近錬金術師の戦い方がわかってきた、相手の動きを封じる様に魔法を配置する感覚。魔法は0秒で出る為本当に出すわけではないけれど、出ていることと出ていないことは同じこと。そういう矛盾の昇華が魔法の基本だ。
今回は先客がいる
「学生さん?珍しいわね。ここは大魔境危ないわよ」
といった。その後自分は魔術師のウェンディだと名乗る。
カトリーナは
「ぶつぶつぶつぶつぶつ」
とこたえた。
忍者男は「我らが姫の命を受けた故、いかねばならぬのです。」
と答えた。姫という言葉に先客の女性はぎょっとする。私はやめてよ恥ずかしいと思ってしまう。
「私はニアです。せっかくだから、一緒に行きませんか。私たちは突破は目指してないんです。太陽石を探してます。」といった。ウェンディは何かを考えるしぐさをする。当然だ。太陽石などもうだれも欲しがらない。ハンナさんは何か考え事をしているのか何も言わない。




