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3流魔術師⑦

錬金術クラスは先生がまともに授業をしない。

カトリーナはずっとケロちゃんを撫ぜているし、逆になめられてべちゃべちゃになって泣いている。

忍者は水遁の術をしている。一応魔術師の端くれらしく、床にもぐっている。

100歳を超えてるようにしか見えない男は終業のチャイムが鳴った瞬間若返る。そんなに授業が嫌いなら来なければいいのに。

ハンナさんの若さを吸収して以来、年取り形態になるのが難しくなったといっている。

毒舐め男は最近毒を舐めていない。ハンナさんに取られたのが相当ショックだったようだ。ハンナさんが何度謝っても口を聞かない。

エリクくんは先生に何度も質問する。今日はサルが石を握るためには後ろ足だけで立つ姿勢を保つことがなぜ男と男の勝負なのかを聞いていた。ステキだ!

いつも喧嘩ばかりしている男は初日にエリク君を殴ってハンナさんにぼこぼこにされていた。

私が処理してもよかった。今はエリクくんが近くを通るたびにびくついている。

「ニアさん今日の授業の事なんだけど。」エリクくんが授業の話を聞きに来ると、他のみんなもぞろぞろやってくる。

私は「ナニかをみせつけるような姿勢でしょ」というと。しきりにうなずいていた。ケロちゃんはてれて「くぅーん」とないたし、カトリーナはよく意味が分かっていない。

ハンナさんは「私だったら男の子にそんなこと説明できかったから助かったわ」といった。

カトリーナは「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ」といった。

エリクくんは錬金術教室にきて生き生きしているようにみえるけれど、出ていくときに、魔術師クラスから逃げたやつみたいに言われて暴力を振るわれたことを知っている。私はハンナさんがいてくれて返り討ちにした。私は3人ハンナさんが7人倒しあとから来た20人はハンナさんが仁王立ちするだけで他は全員逃げる。

「みんな、暴力はなにもうまないわ。」と全員を叩きのめしたあとでハンナさんがいっていた。

「おま・・・」反論しようとした人はハンナさんに殴り飛ばされていた。

魔術師は多少のけがは簡単に治るし、戦う職業でもある、多少の戦いは容認されている。

そして、みんな知っている、エリクくんは本当に本気で戦えばすごく強い。神隠しの森林に向かうとき、巨人を倒した。ケロちゃんがひねりつぶされそうになった時、エリク君の魔術は一瞬で巨人の腕を粉々にした。錬金術の魔術は貯めて威力を増していき、あたった時も魔術師の魔法のように相手を打ち抜かずにとどまり破壊し続ける。どちらが良いという優劣はないけれど、エリクくん使う魔術は錬金術の魔術になっていた。

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