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クレイジーメタリックブルーバード⑤

私の天国行きの相談にミシェル様は難色を示す。

「鳥の魔族は太陽嫌いなのよ。まだ移転魔法が魔術師に広まる前太陽に行こうとして翼が焼け落ちた魔族の話が有名なの。さすがに魔術師なら大丈夫でしょうけど、何となくあんまり近づきたくない。場所なのよ。隊長ボケーっとて変わるタイミング忘れだし。」

といった。

「ハハハ、迷信だよそんなの。ミシェル様ともあろうお方が怖いのですか」

と私が答えるとにらまれる。殺されるかと思った。ナニがとは言わないが縮み上がった。

他の隊員からも不満の声が上がる。


「そういうのはなんかあるんですよ。普通なら効かないような状況でも、迷信とか、伝説が影響したりする。人族の伝説でも、始まりの錬金術師の進化のきっかけになった石が子宝に恵まれる石として祭られてたり、絵描き男の光るだけだったはずの石が恋愛成就だとか、本当に大切な人に渡すと身を守ってくれるとか最初なかったはずの力持ったりするでしょう。」

とミシェル様はいった。絵描き男が渡した衝撃で光る石は同じ種類の石が人族の国のやまで見つかる。私も探しにいったが、なんとなく効果が高そうだと思い、魔法を使わずに探した。


「ミシェル様の話で思いだした。絵描き男の石、ミシェル様は大切な人だから、受け取ってほしいんだ。さすがに本物は国宝だから無理だけど、この探検が始める前に取ってきたんだ。」

私は絵描き男の石、ミシェル様にわたす。

「えっ、あ、、、ありがとう」

ミシェル様が小さくうつむく。私は他の隊員にも順番にわたす。ミシェル様の機嫌がなぜか悪くなった。

「みんな僕の大切な仲間だから、きっとその石がみんなを守ってくれるよ。それに、大勇者エリーは1日中いたらしいし、大丈夫だよ。2泊3日天国探検だ」といった。


「えぇぇぇぇぇ、熱のほうの心配してたんじゃなくて!!焼け落ちる事もいったのに、それに、月と太陽の変化は3女神だから大丈夫だっただけで、絶対無理だから。2次魔法到達者でも無理って言われてるとこだよ。月と太陽が変わる瞬間、無限の重力で世界が裏返るんですよ。最低でも1.5次魔法級の実力がいるから」

とトビーが叫んだ。私も叫びたかった、仕組み知ったら無理だとわかる。世界に穴をあけるだけなら、トップクラスの魔術師ならできると聞く。ただつなぐのは難しい。無限にある世界を全部知っていてその世界を自由にできる者しかできない。

「しっ・・・知ってたよ。ボクの集めたデータの示した通りだ。でもやっぱり、月と太陽が入れ替わる時はいったん戻って、もう1回行くよ」

と答えた。知らないことをばれたくない。くだらないと笑われるかもしれないが隊長の意地だ。

ティアラが

「隊長、私のもらった石光らないですね」

といった。なんとなく拾ったきれいな形の石のほうを渡してしまったようだ。きれいな形の石はぶん投げられるかと思った。最悪私の方に。

それでもミシェル様は怒りっぽいからわたし間違えがミシェル様でなくてよかった。

ミシェル様が

「もぉ、しょうがないわね、隊長一人でいかすのも心配だからついて行ったあげるわよ。」

といってくれた。次の行き先が天国いわゆる太陽といわれる空の天体に決まった。






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