魔術師戦争④
某年某月某
月の光で育つ樹木の森 マークは魔術師を率い、エルフの国を目指していた。
女神正教で二つのグループが大魔境を進む。
実力的に足りていないものばかりだが、数で乗り越える気だ。
女神正教の上層部の考えはわからない。
・女神はエルフを魔術師にしなかったから攻める。
・女神がエルフを生み出したという話から援軍を求める。
二つの矛盾した命令が出されている。そもそも女神がエルフを生み出したなんて話は聞いたことがない。
二つの命令があることは数人だけに知らされている。
帝国内では数少ない、魔族の多い村を攻めた時もわざと勝てないようにしていたように見える。
200人の魔術師の半数100人による、進行、すでに30人が長居をしたことにより、体を樹木に変えていた。
森が人を喰い広がる、誰もがこんなことのために女神正教に入ったのではない。
帝国の混乱と女神教の腐敗をただすことを期待していた。
「マークさん女神の意志を継ぐ我々の結束で必ずこの大魔境を突破しエルフどもを必ずほろぼしましょう」
部下からそういわれるが、そもそも大魔境は優秀な魔術師にしか超えられない。
女神正教に優秀な魔術師は少ない。
かつて上位者の世界と勘違いされていたことからもわかるようにエルフはほぼ全員が優秀な魔術師といわれる。
援軍を求める以外の道はないのだ。
だがそのことを伝えることは許されていない。
「エルフの魔術師は多いとはいえ、我々には女神がついている。我々こそ真の魔術師なのだ」
部下に答えた。
ただ大魔境では90人が樹木に代わる。抜けられたのは10人だけだったのだ。呼吸をするだけでさらに7人が死亡する。
残り3人乾いた笑いがこぼれた。
大魔境を超えたものの話ばかり聞くため油断してしまっているが、これが大魔境なのだ。
それでも、エルフの王城に向かう。
他の大魔境の先の世界とは違いエルフの国には王族がいる。人族と魔族の世界で100年に一人も現れない2次魔到達者が常に現れる一族、我々はそこを目指す。
後方からの声
「あなたたちはやりすぎた。我々は女神正教を敵とみなします。」
帝国最強ウォルターの弟子サラを中心とした一団。彼女の仲間により2名が殺害され、私を拘束する。
100人の魔術師が居並ぶ。
ウォルターはサラをはじめ大魔境を突破できるものを100名派遣した。
我々のようにたまたまでなくある程度算段をたてて大魔境を突破できるものが100名。
戦力に大きな違いがある。女神正教の意図は幹部であったはずの私にももうわからない。




