貴様らとなれ合うつもりはない②
修行を続ける。10歳程度敵がやってくる。悪の組織と言うやつだ。魔族と人族の友好を快く思わない集団、おそらくオレは10歳で姉がさらわれたことがきっかけで修行を開始するタイプの貴様らとなれ合うつもりはないなのだろう。父よりも母よりも強いその男をオレは氷の魔法で動きを止めたのち一刀のもとに切り伏せた。
「姉さん大丈夫だった」姉はオレを抱きしめ泣いている。オレは考える。助けたことに後悔はない、主人公と出会うときには昔そういうことがあったといえばいい。演技力を磨かねばならないが、前世のオレはそういう才能もあった。今回も行けるはずだ。2つ目の試練は非常に厳しかったが、オレは突破することができたのだ。
5年の月日が流れる、家族の反対を押し切りオレは魔術師学園にはいかなかったが、師匠の元へは通う。師匠は「これくらいの年は住み込みが多いのだが・・・」といっていたがオレは気にしなかった。師匠とはなれ合うつもりはないのだ。ビジネスライクな関係だが最後に情を見せるのがいい。心配しているからこそ厳しくしているみなのが欲しい。師匠超えてるけど実力を隠していたのを初めて見せるパターンもありだろう。実際俺は2年目には師匠を超えていた。オレは師匠の最後の挨拶に行く。「貴様には世話になった。」師匠は暖かい目をこちらを見ている。「君は変わらないねえ、早々と探検家になるそうだけど、気を付けていくんだよ。最後に少しだけ手合わせをしようか。最近新しい魔法技術が流行っているから少し知っておいた方がいいだろう。」来た、初めて実力を見せるやつだ。このパターンは知っている。オレの剣は師匠をすり抜ける。威力を殺した魔法はオレをすべてとらえる。オレの攻撃は師匠にあたらない。すり抜ける。
やばい、こんな技術が流行ったのならオレの力など何にもできない。師匠は子供相手だからとずっと力を抜いていた。師匠を全然超えていない。オレは考える、こんな地実力では貴様らとなれ合うつもりはないといっても拗ねてる感じにしかならない。そんなのは本当の貴様らとなれ合うつもりはないじゃない。探検は1日で切り上げて改めて、師匠に稽古をつけてもらうことにした。




