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”あ”の魔女②

某年某月某日 某国王都に壊滅的な被害を与えた魔女を退治にいく。

若き宮廷魔術師長は作戦を語る

「大魔術は世界そのものの改変。”あ”の魔女の名を知ったものならば祖国に入った時点で死ぬ。敵意を持っても死ぬ。なので記憶の封印の魔法を使います。この魔法により、我々は、魔女を”あ”の魔女としか思い出せないようになる、あわせて王都に何をおいても向かわなければいけないということを強く思い出させるようにする。」


そして封印の終了を大魔法の溶けた時点にすることで、”あ”の魔女と戦うことができるといった。


その後残りの魔術師達と封印の条件、記憶の封印解除の条件を確実性をあげるようにさらに中身を詰める。

大昔の魔法使いはむしろこのような作戦会議を魔術とよんでいたのだ。


作戦は決まった、今晩眠り朝起きた魔女の名前を忘れているはずだ。

そして明日の朝

「悪しき魔女を討つ、わが祖国を取り戻す。」

最後の号令をかける。明日この言葉を発した時私は死ぬのだろう。

いかに記憶を封印しようとも明確な敵意もって号令をかけ王都へ進み無事で済むものではない。


魔術師はこういう時、あまり気勢をあげない。その姿が思い浮かび、それがなぜか頼もしい、私は魔術師長の魔法により眠りに落ちた。


3日の時が過ぎたが私は生きている。私は王都へ向かわなかった。

若き宮廷魔術師長は私の記憶を他の皆よりさらに多く封じていた。


3日の間魔女に関わることは、何もかも思い出せなかった。魔女退治には同様の封印をかけられた最も若い魔術師1人残し9人の魔術師のみで向かったのだ。


封印は時間でとけたわけではない。決着がついたきのみ溶けるようになっている。

一人残った魔術師は泣いていた。仲間の魔術師たちの死を悔やんでいた。若き魔術師長は最後の力を振り絞り自らの敗北を伝えたのだ。


大魔法が溶けていないことからも、敗北は間違いない。魔術師長からは事前に1通の手紙がのこされていた。もし負けた時のことがかかれている。


身分を捨て、自らの弟子でもある最も若い錬金術師と平和に暮らしてほしいという事、それでも、もしどうしても国を取り返す場合はある男を頼れと。


”あ”の魔女、そして自らの同級生の錬金術師の男を頼れと書かれていた。

魔術師学園生など4年まであわせとも10人もいない。王家の者や同じ魔術師なら当然全員を覚えている。そしてその男は4年間、後から入ったものもふくめて最も成績の悪い男でもある。


最も若い魔術師も私も引く気はなかった。最も若い魔術師と私は二人でも向かう。最も若き魔術師ももう覚悟はできている。他国の魔術師の話を聞くに珍しい。私はよい臣下を持ったのだ。


若き魔術師長の言に従い、錬金術師の男をよぶ事に決める。最も若い魔術師は反対したが、他に手はなく。最後には意見を変えてくれた。

もし錬金術師がいやだというなら勝ち目はなくとも二人で向かう。そう決めた時、錬金術師があらわれた。


まだ呼んでいない。細身で少女と見間違うような容姿、錬金術師は剣やナイフを持つ者が多いが彼は杖を持っている。


こういう狙ったようなタイミングであらわれるのは魔術師や錬金術師の特徴だ。


「あいつ死んじゃったんだね、魔術師は嫌いだけどあいつはいい奴だったよ」

錬金術師は悲しそうに言うのだった。



この話の後悔。

王の号令、もっとうまく、王の置かれている状況を表現したかった。王がそこそこ若いことも表現出来なかった。

感想、アドバイス等待ってます。

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