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錬金術師と魔術師は仲が悪い (0次魔法シリーズ①)  作者: sisousi.kenta


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ドラゴンを倒す者④

ドラゴン退治には320名が集まった。


ブレット含め20名はくじで集まった人の付き添いだ。

参加は断れない。何人か心配したものがついてくる。


4ルート80人、私たちは裏道の先頭だ。

国から支給される、連絡用の共鳴して震える携帯式の石を各部隊に10個づつ支給される。


それぞれの番号を振っておいてある程度意志の疎通ができる。


「私のそばから離れないでね、錬金術師は絶対に守らないとダメだから」


ブレットに話しかける。ブレットの剣の腕は参加者全員でも1,2を争うだろう。

私はいまだにブレットより剣の腕が立つ者にあったことがない。


それでも彼を守らない理由はない。彼さへ生きていれば、もし村を捨てることになっても村は再興できる。いや嘘だ、彼ならひょっとしたら助けてくれるかもしれないと期待した。


手だれのものが先頭に立ち魔物と獣を退治しながら、ドラゴンの元へ向かう。ドラゴンに気づかれないそれが一番大切だ。


人の勝てないか、音をあまり立てずに勝てる魔物が出ればそれだけで作戦は失敗するかもしれない。


オオカミ、大熊、大ムカデ、アナコンダ、などは危険な魔物、カメや、ヤギなどは比較的安全な魔物。


獣でも虎や、四足熊、魔物に比べると安全なものは多いがそれで人より強い者はたくさんいる。


獣や魔物はしっかり準備をすれば被害なくかれることは多い。ドラゴンは被害前提だ。


1チームが魔物と出会い逃亡を選択、続いて2チーム目、ドラゴンの影響で魔物たちが動いている。

そしてうちにも、大熊があらわれる。


集団であらわれることの多いオオカミよりはましだが、リーダーは逃亡を選択した。


失敗だ。3チーム脱落した時点で作戦は終了。ある意味一番被害の少ない結果といえる。日を改める事はしない。


320のうち何人かが魔物と戦い死ぬ。ドラゴンの見つかりさらに被害が出ることも多い。


再び戦う勇気を持てる者は少ない。罪人になろうと村を捨てて逃げる者が一気に増える。魔術師の作り出した呪い、ドラゴン退治に参加したものはドラゴンを倒すまで半分罪人という扱い。


逃げれば本当に罪人になる。ドラゴンを退治したものだけが勇者と称えられるのだ。ブレットはしんがりとして戦う。


私も共に戦う道を選ぶ。5人が残った、全員が歴戦の戦士だとわかる。


ブレットは見慣れない武器を取り出した、火薬により弾丸を打ち出す。においから火薬という事はわかるが音はない。10発の弾丸でひるませたのち首に大剣を突き刺した。  

「私は錬金術師です。討伐隊は組めませんが私はドラゴンを退治に行きます」


残った5人に宣言した。ついてくるのかと聞いているのだ。ブレットの見慣れない武器は大熊の皮膚を貫通したがドラゴンに効くとは思えない。


やはりドラゴン退治には魔術師による魔法がいる。錬金術師ではダメであり。準備をするにも80人はやはり必要なのだ。

「大熊に簡単にかつあんたが強いのはわかる。だがドラゴンは相手がわるい、魔法がなければドラゴンには勝てない。錬金術師様をこんなところで死なせるわけにはいかない」


皆同じ意見だろう。錬金術師は魔術師ほどの評価は受けていないが、生活を豊かにする存在だ。実際に恩恵にあずかる村では魔術師以上に豊かさを与えることを知っている。


「いえ、今回の大魔法は成功の可能性はなかった。元から自分で何とかするしかないと思っていた。毒の対策は不十分だし、括り付ける大木はドラゴンをさえられない、金属の鎖は毒でもろくなることも考えられていない。毒竜相手に80人も引き連れて長期戦にすることが間違っている。毒を使うという常套手段が通じない毒竜は一番厄介なんだ。」    


ブレッドはいった。

彼なりに作戦の杜撰さに怒りをためていた。



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