7大魔境、昔で言う6大魔境⑮
「勇者グリフィンの話ですね。」と師匠にといかける。彼は大魔境を超えた後の試練を一つも攻略できなかった。それでも後にすべての大魔境を超えた功績により勇者と認められた。数日後体調がもどり授業も再開される。探検家は私のあこがれの職業でもあった。7大魔境は40年前の戦争でエルフの国がなくなり、6大魔境になっている。巻き込まれるのを嫌ったエルフの王族が妖精と精霊の世界に引っ越したのだ。残された国民はついて行ったもの、人族の世界で魔術師をやっているものと色々いる。向こうに行ったものがうまくやっているかは伝わっていない。
師匠は「人生をかけて1~2個挑戦するもの。それが大魔境だ。勇者グリフィンもタリアもその後は大魔境に行っていない。試練によっては何もできずに死ぬかもしれない。王が本当には人族など歯牙にもかけていないことがわかってしまう。仲間も多く失う。すべての世界で王と会ったのは3女神を除けば唯一だろう。彼が他の探検家と何が違ったのか誰にも分らない。それでもともに探検に出たものが多く弟子についたのは事実だ。」といった。
私にはなんとなくわかる。彼は嘘つきだからよかったのだろう。そのことを師匠に伝えると師匠は嬉しそうにうなずいた。錬金術師は嘘つきだ、彼は後に錬金術師になった。私と同じ名をもつ大勇者エリーだって灼熱の門を作る時すぐに飽きてあまり手伝わなかったとされているけれど、しっかり、隙間を埋めさせ、試しで先に手を入れるなどの条件を、挑戦しようとするものなら簡単に対処できるものにさせている。私は
「大勇者エリーはやっぱりすごかったんですね」とふとつぶやいた。兄は少し不思議そうな顔をする、本当に何者だったのだろう。時代に合わない規格外の怪物3人、本来は魔術師が力を持つことで世界に魔力が満ちる、強力な魔術師が生まれやすくなる。その繰り返しだ、平和な時代が続くほど、そして後に生まれるほど強力に魔法使いになりやすい。
「ボクも灼熱の門のとこのエリーの像は見に行ったことがあるけれど。かわいらしい少女だったよ。あんな子が竜の王と吸血鬼の王に勝ったんだからすごいよね。」といった。5分1本で100本それは大勇者エリーと竜の王の戦いから始まっている。大勇者エリーは1本だけだが、竜の王と吸血鬼の王からとっている。マナは吸血鬼の王にシエルは巨人の王にそれぞれ1本うつとっている。天使長兄妹には3対2で戦いはさすがにこれは無理だから1本だけといって5分1本勝負をしあと一歩のところまで追いつめたとされる。嘘かほんとかわからない。時代的にそんな強い魔法使いがいるわけがないという人は多い。勇者グリフィンのように相手に負けてもいいと思わせたのかもしれない。
「お兄様、先日の授業では不真面目な態度をとり申し訳ありませんでした。」と突然謝る。お兄様は私の頭をなでる。謝るだけでも心は軽くなる。勢いで言ってしまわないとなかなか謝れない。本当に悪いことをしたと思っているときほどそうだから始末に負えない。この前の発作でさらに病状が進んだことがわかる。いつまで授業を受けられるかわからない。兄は国の仕事をしながらも必死で時間を作ってくれている。
この話の後悔
実際大勇者エリー達3人が強い理由が全く分からない。
それなのに見切りで思わせぶりに書いてしまった。
感想アドバイス等待ってます。




