7大魔境、昔で言う6大魔境⑫
妹天使が話始める。「あなたの一番知りたいことはかつて人族と魔族の世界に現れた女神の事と私が一次魔法となったものを殺せる秘密でしょう。ただそれは試練突破後としましょう。」グリフインさんはうなずく。私もつられてうなずいた。二人の天使は翼をもたない。少し大きいだけの人間の姿。エルフは魔術師が2次魔法を目指し失敗した姿、ノームは錬金術師が2次魔法を目指し失敗した姿という都市伝説があるが、エルフは2.5次魔法にしかなれず。ノームは姿が大きく変わってしまっている。あるいは天使とは成功例なのではと感じる。人だって、猿から人に代わったわけで、魔法の格だって細かく見れば少しは違うだろう。猿から見れば人は魔法の格をあげる際に失敗した生物なのではなかろうか。そのようなことを考えていると兄天使が私を見ていることに気づく。感情は読めない。
兄天使が語り始める。「君たちは自分たちを劣った生き物と感じているかもしれないがそうとは言い切れない、人族と魔族というのは特別な存在だ。いくつかの世界すべて合わせても自然発生しない唯一の生物。進化の積み重ねだけでなった生物。われわれ1次魔法到達者にもその理由がわからない。私たちは1次魔法到達者同士の戦いと、0次魔法の有無、そして君たちの謎の研究のみを楽しむことができる。」といった。我々がこちらの世界を知りたいのと同様に、こちらの世界の住人も我々の世界を知りたいのだ。グリフィンさんは「入り口でつっかえているのですよ」といった。妹天使が目を見開く。私もそうだ。兄天使だけはその意味を考えている。もちろん会っているかなどわからない。兄天使は
「おもしろい。新しい考え方だ。今度さも私が自分で考えたふりして、他の皆に話してみよう」と言って笑った。妹天使は「オマール私はきいていますよ」と兄天使を嗜めた。最初の恐怖の感覚は少し薄れる。兄天使は「1次魔法到達者は皆孤独を抱えている。その負荷に耐えられるだけだ。孤独を紛らわせるため巨人の王とわれら兄妹が世界をつないだのだ。そこに吸血鬼の王が加わり、竜の王が加わった。しかし、争いはどうしても起きる。下位の者の避難場所あるいは修行の場として選ばれたのがまだ何も生物がおらず世界自体も小さかった、お前たちの世界だった。その後には妖精たちや獣たちの世界などほかの世界もつないでいく。」世界の重大な秘密を聞いた。我々の世界の生き物発生以前の話。グリフインさんは何かを考えている。妹天使は「何もいないと思っていたあなたたちの世界には目に見えない小さな生物たちがいた。いくら小さくても普通は我々が見逃すはずはない。彼らは隠れていた、そして隠してもいたのです。1次魔法者の目からさえ逃れる何らかの力で、そして他の世界から様々な生物が流れ込むうちに魔力が循環するようになった。我々は最初、その隠れていた者たちを保護した。それはよく見ると生物でさえない上に我々のつかう0.5次魔法と同質のものだった。それが魔族と人族に宿っている。きっと我々には我々の世界のそれが宿っている。だから我々の魔力により生き物は自然発生する。それでも人族と魔族はどうすれば自然発生するかはわからない。」といった。グリフインさんは他の王の話とそれらの話を合わせて考えている。グリフィンさんは「我々、魔族と人族は2次魔法の意味が違うのです。私は黄泉の国で自分を殺さずに一体化するという手段を取りました。最強の自分がまだほとんど戦えない頃のじぶんでした。2次魔法がこちらの世界では自分の拡散にあるのにたして我々は収束することが2次魔法でした。」私にも覚えのある話だ。私はすべての私が一人になった感覚がある。グリフィンさんはそれを言っているのだ。妹天使は「わかりますよ、”私は”、良い話がきけました。それは試練を決めましょうか。」といい兄天使はグリフィンさんお前に、妹天使は私の前にやってきた。兄天使は「天の思し召しに任せましょう」といった。
この話の後悔
サイコロ?・・・サイコロ!!?
我ながらないなあ
感想アドバイス等待ってます。
集中力がなくて1話が長くならない。後日まとめたい
ちょっと書いてて自分で途中でわけわからなくなった。さっさと試練に進んで書きたい話に軌道修正したい。
最初の1話に備忘録的なのを差し込んだんですがただのメモだと書いた気がしないのでドラゴンとゴブリンの例えとか、魔術師はヤモリとかカエルを平気で食べるからおっぱいが大きい。みたいな格言、都市伝説をまとめるようにしました。




