7大魔境、昔で言う6大魔境⑧
黄泉の国
自分を探す。自分の最も強かったときはいつだろうか。その時自分はどこにいるだろうか。一度自分の故郷に移動する。さっそく自分を見つける。そこには10歳の自分がいた。10歳の私は大好きな女の子を守るために魔物に立ち向かっている。両親のいない私を引き取ってくれた家の娘だ。まだまだ魔術に目覚めたばかり、私が魔術師として傲慢になり始める前のこと、私はその少女に結局思いを伝えらえないまま近隣で、もっとも大きな国の魔法学園にはいる。優秀な成績で羨望をあつめ、魔術師というだけでただの若造に過ぎない私に誰もが頭を下げ、街でもちやほやされる、4年間のうちに徐々に家には帰らなくなる。私が学園を卒業するころには私を育ててくれた家は魔術師を育てた家として手厚い保護を受けたと聞いているがすでに興味を失っていた。そうなる前の私は初恋の少女を守るため魔物に戦いを挑んでいる。私には錬金術師の知り合いが何人かいるが、彼らの言葉の意味が少しわかる。彼らは大切な者の悲しみの涙を喜びの笑顔に変える為ならば、人は100倍強くなれるといっていた。俺は俺を、いや私は私を応援していた。強力な魔物につけられた傷。魔術師として力をつけた今もなぜか消さなかった。私は私のピンチに影から少しだけ手を貸した。過ぎ去った過去のこととわかっているのにだ。ひょっとしたらあの時もそうだったのかもしれない。彼は、いや彼は私なのだがないている最愛の女性に「******」今思うと恥ずかしくていえない言葉をかけ笑顔をとりもどさせていた。
さて私はこの少年を殺せるのだろうか。殺せば自分も死ぬという制約もまだ突破できていない。
魔術師タリアは黄泉の国で世界をめぐっていた。勇者という肩書は自分には重い。子供の頃憧れたエリーのように数人の友人たちと気ままに世界を旅したかった。勇者になったときはそのことを黙っていようかとも思ったが一緒に大魔境に向かった仲間たちのためにそうすることはできなかった。私は獣と魔物の世界に行き、魔物の卵を孵すという試練を受けた。達成者は私1人脱落者3人死亡者2人。孵すまでに強力な力を持つ魔物に力を吸い取られ死んでしまう。死亡した2人、脱落者3人の孵そうとした魔物は死んでしまった。5人の王の子が死んだ。取り返しのつかない試練だ。私達は獣と魔物の世界から逃げるように出る事しかできなかったし、生き残った3人とも疎遠になってしまった。すべての世界で覚悟をもって臨み受け入れられ、たくさんの異世界の王に友とみられているグリフィンさんがうらやましい。彼は母の初恋の人だったそうだ。昔魔物から救ってくれた人。母のいう初恋というのは、うそっぽかったけれど、恋した一人なのだろう。
私は私を見つける。おばあさんになっているが私だ。家族に囲まれている。最後の時が近いのかもしれない。彼女はもう見えなくなり始めた瞳で私に優しく微笑みかける。「あなたの事を待っていました」という。未来の子と孫が私に剣を向ける。その手には戸惑いもある、恐れもあり、震えている。魔術師ではない。剣士でもないただの人。私を傷つける事はできない。
私に彼らと戦えるのだろうか。
この話の後悔
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