”あ”の魔女①
某年某月某日 隣国王都の宿泊施設
なぜこんな事態になったのだ。王の外遊中王都は一人の魔術師により奪われていた。
国民の2割の命が一晩のうちに失われた。いつから準備をされていたのだろうか、大魔法が発動され誰も手を出すことができない。
「王様、王都を取り戻しますか」
若き魔術師長が問いかける。王に対する態度としては軽いのだが、王といえども魔術師を完全にコントロールすることはできない。
宮廷魔術師という役職は一応は王の下にあるが魔術師に恨まれるようなことがあれば国は滅びかねないからだ。
もちろんへりくだり甘くみられることも避けねばならないが、小言を言いすぎて恨まれることも避けねばならないとも王は顔にはださず世界の常識になりつつあることにおもいを巡れせた。
王は更に考える。
いや、この若き魔術師長は人々に危害を加えるようなものではないのだが、咎める気はなかった。
そしてこの魔術師長は私に死ねといっているのだ。
魔女とこの宮廷魔術師長は魔法学園の同期、トップとその次の成績であった事は王だってしっている。
魔法使いの事は為政者にとって最大の関心事、彼等の邪魔にならないように、それでいてタブーに触れないように・・・、
ずっと1番になれなかった嫉妬が魔女の今回の蛮行に影響を与えている、本当にそんなことでも国を亡ぼせてしまうのが魔術師なのだ。
「国を取り戻す。大魔法を破る方法はあるか」
宮廷魔術師の長たる若き魔術師にといかけた。
それだけで呪いにより、血液が沸き上がる感覚がある。私は苦しみからだろう少しせき込む。
発動された大魔法は名を知っているものは死ぬ、敵意を持って近づくものは死ぬという効果をもつものだと私は既に聞いていた。
距離で効果は薄まるようだが、作戦を実行に移すとき大魔法は私の命をむしばみ奪いとるだろう。
それでも戦うのかと聞いた魔術師長に聞かれ私は戦う呪いの薄まる他国で決意した。それでも明らかな体の異変があった。
それを魔術師は気にもかけない。情がないからではない。そういう戦いだからだ。
「もちろんですよ」
若き宮廷魔術師長は答え皆を安心させるように笑顔を見せる。
大魔法の事は私には本当にはわからないが、王都に残った魔術師は大魔法により全滅したようだ。
私の治める国は近隣の国の中では人口も多く魔術師もまた多いそれらが全て死に絶えた。
それでも外遊により国を出た魔法使いがいないわけではない。私は目線を少しだけ動かし生き残った魔法使いを見返した。
味方にはまだ10人の魔術師がいる。実力差を覆す大魔法さへ対策できればきっと勝てるのだろう。
「申してみよ」
私は申してみよと魔術師長をまっすぐ見つめ問いかける。
私は長くはない、そして明日にはついえる半生を思いおこす。
私はよい治世を行った。魔術師の助けも借りる事が出来、食糧事情や、疫病対策、治水事業、など人々の暮らしを改善した。
もう明日には死ぬのだ。最後くらいそう思わせてもらいたい。
それでも最後の最後に思い浮かぶのは、”今”、国を守ることができなかった事だ。
私の瞳から涙がこぼれる。よき友となってくれた魔術師長いがいには気づかれてはいないだろう。
「まず大魔法が脅威となる範囲は国境を越え、隣国人の住む地域までは届いておりませんが近隣4か国に及んでいます。それより広い範囲ではよほど強い殺意でも持たなければ死ぬほどの害は有りません。名前を知る我々が現状生きているのもそのためです。そして、近づけば近づくほど魔法は強くなる。なので魔女には別の名を与えます。”あ”の魔女、今後はその名で呼びます。また王都に近づくほど魔法は強くなりますが、王城ではその効果は薄れます。誰も名を呼ばなければ、たたえるものもいないことになる。世話を焼くものもいなくなる。”あ”の魔女がそれで満足することはない。王城にさへ入れば戦うことができる。」
若き宮廷魔術師長はそのように話した。”あ”の魔女の性格を考えたうえでの言葉だがまだ解決をしたわけではない。
敵意を持っただけでも死ぬのだ。王城まで行くことができない。転移魔法は大魔法でなくとも対策をうちやすい。
「どのように王城に行く。」
ここからが本当の作戦だ、今までは弱点を話したに過ぎない。
若き宮廷魔術師長は語り始めた。
魔術師の戦いをなるべく接戦にしたくない、あまり実力差が覆ってほしくないという思いがあって、大魔法なんていうイカサマを考えました。
この話の後悔、名前つけるのを後回しにしてセリフや文章が無駄にながくなった上に文章の整合性から名前確定した後にも治せなくなった。
感想、アドバイスまってます。




