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剣聖と呼ばれる男と魔術師⑤

今まで自分のレベルでは話にできないとこを、現代の話に戻すことで乗り切ってきたけど今回はそうするかしないか迷って失敗した。あとで書き直すかも

トリシャは涙が止まらなかった。ついにケインは自分を超えた。

剣士の剣が魔術師に届いた。思わずケインを抱きしめる。ケインは呆然とする、死んだはずのトリシャが生きて彼を抱きしめている。驚くなというほうが無理な話だ。

「トリシャ・・・」ケインはつぶやく、一筋のなみだ。種は簡単な事だ。殺されたのトリシャの作り出した分身、自分そっくりの分身を作り出し戦わせていた。トリシャの得意魔法だ。戦えない魔術師と戦える魔術師にもまた大きな差がある。思えば不審な点は多々あった。魔術師が決まりを破り攻めてきたならば魔術師協会に連絡を入れる、少なくとも国内の他の魔術師には伝えるだろう。人数差がある相手に単調な戦いを続けた点も不審である。問題を起こすまで泳がせたという事だろう。

「ケイン、あなたの剣は魔法になった。これからはあなたも魔術師よ。」というトリシャの目はケインを見ていない。

姿を隠しみていた魔術師協会の女は安堵の息をもらす。トリシャとは魔法学園時代の同期であった。今回の件は魔族の魔術師に非がある。けれども魔術師協会の上層部はお構いなしにケインと国を非難したことだろう。ただしケインが魔法を使ったとなれば話も変わる。どうせどちらも魔術師協会には所属していない。野良の魔術師、ことを荒立てはしないだろう。それでも事を荒立てれば魔術師たちの反感をかう。

ケインも女の存在に気付いている。魔術師以外には気づかれないはずだが、先ほど奇跡を起こしたばかりの剣聖、驚きはない。魔術師協会の女は姿を現す。

「今日は素晴らしいものを見せてもらった。協会にはよいように伝える」といった。ケインは笑顔でうなずく。女はケインをよい男だ感じた。試しに少しだけ手合わせをしたがケインの勝ちだった。ケインは殻を破った。魔術師相手にも互角に戦える。


「それでは今日も胸を貸してもらおうか」魔術師協会の女にに勝ったケインはトリシャに挑む。

トリシャは初めて全力で迎えうつ。現代最強の魔術師トリシャ、学園でもめったに全力を出さなかったし、魔術師協会にも入らなかった。その戦いを見られることに女は興奮を抑えられない。トリシャは今までは並みの魔術師の力で戦ってきた。魔法の発動にはラグがあるし、動きを阻害する魔法も近づかなければ効果がない。魔法の数も有限。予測して狙う。それらの枷が説かれた。勝負は一瞬であった。ケインはただ倒れた。トリシャはなにもしなかった。音もたたず、風も吹かず、魔法の源たる魔術にさえなにもない。

トリシャは「ありがとう」とつぶやいた。


後日二人の結婚式が行われる。

「結局勝てなかったけどいいのか」とケインは尋ねる。トリシャは「私に勝った魔術師3人組に勝ったんだからいいの」といった。ケインに告白されたとき、トリシャは緊張しすぎて、分身のほうをいかせたそうだ。それが本当なのか、速く結婚したくて嘘をついたのかは本人にしかわからない、互いに愛し合う者どうし、それは本当か幸せな嘘かの違いしかない。

この話の後悔

トリシャいかすかころすか、決めないままここまできたせいで、後付けっぽいいかしかたになったこと。


感想アドバイス等御座いましたらよろしくお願いします。

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